顔認証「Face ID」を実現するTrueDepthカメラの生産問題から「iPhone X」は深刻な在庫不足になるとみられている。
その一方で生産問題は既に改善されていて発売日までに十分な台数が生産されるといった明るい報道もある。今回の新情報もiPhone Xの生産問題が改善され、出荷台数が大幅に増加するといった明るいものだ。
「iPhone X」の在庫不足は年末までに解消
DigiTimesがサプライチェーンから得た情報によれば、3Dデータを検出する主要部品の歩留まりが改善されたことで10月以降の「iPhone X」の出荷数が大幅に増加する見込み、年末までにはAppleの要求を満たすそうだ。
さらに、とあるベンダーはこれまでに報じられているような生産の遅れや出荷の削減もなかったとしている。
「iPhone X」は、3Dデータを検出・取得するTrueDepthカメラの生産問題から生産数はごくわずかで2018年まで深刻な在庫不足になると報じられていた。その報道を証明するように「iPhone X」の製造工場から初めて出荷された台数は4万6500台で昨年よりもかなり限られた数になっている。
一方、「iPhone X」の製造がスタートした8月はほとんど生産されたなかったものの、9月からはペースアップし、11月の発売までに1500万台を生産するとの報道もある。iPhone 6sシリーズが発売から3日で過去最高となる1300万台を売り上げたことを考えれば十分な台数だ。
iPhone 8シリーズの出だしは不調。販売台数は昨年比で7割?
実際のところ「iPhone X」の生産台数が足りているかはわからないが、昨日、2017-2018冬春モデルを発表したドコモは囲み取材でiPhone 8/iPhone 8 Plusの売れ行きを昨年に比べて7割前後と答え、iPhone Xの買い控えが影響しているのでは、と答えた。BCNの調査によれば、発売から約2週間のiPhone 8/iPhone 8 Plusの販売台数は過去5年で最低になっている。
これらのことを考えれば「iPhone X」に対して小さくない需要があることは間違いない。また、今回の報道でも年末までに改善する見込みであり、発売直後は在庫不足になる可能性が高い。
「iPhone X」の予約受付は来週10月27日(金)午後4時01分からスタートする。料金なども考えてキャリアで購入するのか、SIMフリー版を購入するのか検討して発売日にゲットできるよう十分に準備しておこう。
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