8月にサービス開始と報じられているAmazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」。同サービスは2014年に海外でスタートし、100万冊が読み放題の対象になっていますが、日本版では5万〜6万冊となるようです。
Kindle Unlimited、講談社・小学館がコンテンツを提供。集英社は見送り
日本経済新聞によると、Kindle Unlimitedは月額980円で、書籍とコミック5万〜6万冊が読み放題になるとのこと。作品を提供する出版社は講談社や小学館で、KADOKAWAも検討中、集英社は参加を見送ると伝えています。
アマゾンは出版各社と作品提供の交渉を進めてきたが、講談社や小学館のほか、複数の中堅出版社などが参加する見通しとなった。大手ではKADOKAWAも検討中。集英社は参加を見送る。
サービスはアマゾンの電子書籍端末である「キンドル」のほか、通常のスマートフォン(スマホ)やタブレット端末などで利用できる。当初の提供作品数は5万~6万、料金は月額980円となる見通し。
なお、配信される電子書籍は旧作が中心となるものの、人気作や新作も一部含まれるようです。
日本で配信される電子書籍は海外の20分の一に
海外で2年前に発表された「Kindle Unlimited」は、サービス開始当初に約60万冊が配信され、現在は約100万冊まで増えています。一方、日本で配信されるのは海外の20分の一で、週刊少年ジャンプに掲載された人気コミックを多数抱える集英社が参加を見送るなど、海外と比べると見劣りするサービスになるのかもしれません。
電子書籍は書籍版の発売から数カ月後に配信されたり、電子書籍自体を配信しないケースも多くあるなど、コンテンツの配給側は読み放題どころか電子書籍自体を好意的に受け入れている状況ではないので、コンテンツが少ないのは仕方ないのかもしれません。
「Kindle Unlimited」の登場によって電子書籍に注目が集まり、電子書籍と読み放題のラインナップが充実してくれると嬉しいのですが、どうでしょうか。
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