発火リスクを踏まえて選ぶ。Amazonブラックフライデーで買うべきモバイルバッテリー
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

電車や飛行機、学校でのトラブルなど、今年はモバイルバッテリーの発火事故を耳にする機会がとても多い年でした。
今や必需品となっているだけに、自分ごとのように感じて「そろそろ買い替えておいた方が良いかも?」と考えている人も少なくないでしょう。
ちょうどAmazonブラックフライデーでは、過去最安値のモバイルバッテリーが多数登場していて、絶好の買い替えのタイミングです。
これまでは高出力・大容量・機能性の3拍子をそろえたモデルを選ぶべきでしたが、今回の買い替えでは安全性も加えたいところ。安全性を高めたモバイルバッテリーを求める人が多く、すでに売り切れも出ているため、早めにチェックしておくのがおすすめです。
発火リスクを踏まえて見直す、モバイルバッテリーの選び方7つ
従来のリチウムイオン電池は、エネルギー密度が高く、軽量化や高出力化に向いているため、今もモバイルバッテリーの主流です。
ただし、構造上どうしても落下によるダメージや経年劣化の影響を受けやすく、トラブルのリスクを完全に排除することはできません。
一方で、近年は安全性を優先した次世代素材や、構造を見直した燃えにいくいバッテリーも登場しています。発火事故が増えるなかで、安全を重視したい人にとっては嬉しい選択肢です。
また、報告された事故のなかには、すでにリコールされていた製品を使い続けていたケースも複数確認されています。
限界はありますが、リコールをどれだけ迅速に、広く、深く周知しているメーカーなのかも、注目すべき比較ポイントです。
例えば、Ankerはモバイルバッテリーのトップメーカーであることからリコールの回数や規模は大きくなっているものの、タイミングは迅速でリコールの理由なども明確に説明されています。
こうした背景を踏まえ、今回の買い替えに役立つ「モバイルバッテリー選びの7つのポイント」をまとめました。当記事で紹介する製品も、できるだけこれらの基準に沿ったものを厳選しています。
- 高出力
- iPhoneは最低20W、Androidは機種差が大きいため、最低30Wを目安に。事前に対応出力の確認を
- MagSafeやQi2は最低15W出力が目安
- 大容量
- 5,000mAhあれば1日は十分。充電を忘れがちな人や外出が多い人は10,000mAh以上が安心
- 携帯性
- ケーブル内蔵モデルなら、別途ケーブルを持ち歩く必要なく実用的
- 安全性(素材)
- 発火リスクを抑えたいなら、ナトリウムイオンやリン酸鉄リチウムなど、燃えにくい素材を採用したモデルがおすすめ
- 安全性(構造)
- 電池内部の電解質を半固体化した、燃えにくい構造を採用したモデルも推奨要素
- メーカー
- 実績があり、信頼できるメーカーを選ぶこと。廃棄や買い替え時に積極的な回収を行っているメーカーは安全性の意識が高い指標として評価できます
- リコール
- 不具合の際に情報を隠さず公開し、迅速にリコールを実施していること。不具合はマイナス指標ですが、リコールはプラス指標です
































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