賢く速く効率的な「GPT-5.5」が登場。複雑な作業もまとめて任せられる

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2026/04/24 10:38

OpenAIが最新モデル「GPT-5.5」を発表しました。

GPT-5.5の特徴は、ユーザーが何をしようとしているのかを素早く理解し、より多くの作業を自ら進められること。コードの生成やデバッグ、オンラインでの調査、データ分析、ドキュメントやスプレッドシートの作成、ソフトウェアの操作に強く、タスクが完了するまで複数のツールを横断しながら作業を進められます。

複雑な作業もまとめて任せやすくなっています。これまでは、AIにタスクを任せる際に、手順を細かく分割したり、単純化して指示していた人も多いはず。GPT-5.5では、計画の作成、ツールの利用、作業内容の確認などを行いながら作業するため、複雑かつ複数のステップを必要とする作業でも高い性能を発揮します。

エージェント型コーディングやPC操作で大きく進化

OpenAIが特に大きく進歩したと説明するのは、エージェント型コーディング、コンピュータ操作、ナレッジワーク、初期段階の科学研究です。いずれも、文脈をまたいで推論し、複数の手順を継続して進める能力が重要になる分野で、大きな性能向上を実現しているとのこと。

知能面で進化しながらも、速度は犠牲にしていません。実運用環境におけるトークンあたりのレイテンシはGPT-5.4と同等でありながら、より高い知能レベルで動作します。

さらに、エージェント型コーディングツールのCodexでは、同じタスクを完了するために必要なトークン数が大幅に削減され、効率も向上。外部評価のArtificial Analysis Coding Indexでは、競合するフロンティア級コーディングモデルの半分のコストで最先端の性能を実現したとしています。

安全面では、有益な用途へのアクセスを維持しながら悪用を減らすことを目的に、「これまでで最も強力な安全対策」とともにリリースするとしています。

より難しい問いに対して、迅速で賢く、簡潔な回答によって複雑な作業を効率的に進める「GPT-5.5 Thinking」、初期テストで対応可能な業務の難易度と品質の両面で大幅な向上が確認されている「GPT-5.5 Pro」も提供されます。

GPT-5.5は、ChatGPTとCodexにおいて、Plus、Pro、Business、Enterpriseユーザー向けに順次提供されます。さらにChatGPTでは、Pro、Business、Enterprise向けにGPT-5.5 Proが、Plus、Pro、Business、Enterprise向けにGPT-5.5 Thinkingが提供されます。

APIの単価は2倍に、ただしトークン数は減少

APIの提供は、ChatGPTとは異なる安全対策が必要になることから、同日提供ではなく「まもなく」と案内されています。

APIの利用料金は単価だけを見ると2倍になっていますが、必要なトークン数はGPT-5.4より少ないと説明しています。そのため、短い処理では割高になる可能性がある一方、複雑なタスクでは効率化によって実際のコスト差が小さくなるケースもありそうです。

生成AI分野では、これまでOpenAIがリードしてきましたが、Claudeを提供するAnthropicが猛追しています。Anthropicは、複雑な推論やコーディングに強い最新モデル「Claude Opus 4.7」をリリースし、サイバーセキュリティ用途に特化した研究プレビュー「Claude Mythos Preview」も展開しています。AIモデルの競争は、単純な性能だけでなく、コーディングやセキュリティなど、より実務に近い領域へ広がっています。

情報元:OpenAI (1)
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