iPhone Duoを触ってきた:折り目はどう?Appleならではの二段構え
Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」に触ってきました。
10月16日に予約受付を開始し、23日に発売予定。まだApple Storeにも展示されていない、発売前の実機です。
実際に手にすると、写真やスペックだけではわからない発見がいくつもありました。発売に向けて、実際に触ってわかったことをテーマごとに紹介していこうと思います。
今回は「折り目」。折りたたみスマホを使ったことがない人にとっては、特に気になるポイントです。
折り目は業界トップレベルで目立たない
折りたたみスマホの折り目は、技術の進化によって特にこの1年で大きく改善されています。
完全になくなったわけではないものの、今年発売されたモデルに限れば、折り目を意識することはほとんどなくなりました。
SNSでは画面を消した状態で折り目が見える写真や動画も流れてきますが、実際に使うときは画面は点灯しています。画面を消したまま折り目を見つめることは、まずありません。
そんななか、Appleは初めての折りたたみスマホで、折り目をどう仕上げてきたのか。
結論から言えば、iPhone Duoの折り目は、これまで触ってきた折りたたみスマートフォンの中でもトップクラスに目立ちませんでした。
Appleは、折りたたみディスプレイ特有のプラスチックのような質感や波打ちを抑え、フラットでなめらかな仕上がりを目指したと説明しています。
実機で確認してみると、角度や光の当たり方によって、折り目が見えることはあるものの、存在を意識することはほぼなし。
また、iPhone Duoは、Apple Pencilにも対応します。
文字を書いたり線を引いたりする際はペン先が折り目を横切るため、指では気にならない程度の段差でも、書き心地には影響するかもしれません。
Apple Pencilへの対応は年内を予定しているため、今回は試すことができませんでしたが、実際に画面中央を指でなぞってみると、段差はごくわずか。精密な描画では影響する可能性があるものの、メモを書いたり簡単なイラストを描いたりする程度なら、それほど気にならなそうです。
そもそも対応するのは、筆圧検知に対応していないApple Pencil(USB-C)のみ。本格的なイラスト制作よりも、メモやスケッチ、書き込みとの相性が良さそうです。
マットディスプレイで折り目軽減。映り込みも
Appleはディスプレイの構造やヒンジによって折り目を物理的に抑えつつ、Nano-textureによるマット仕上げで、残った折り目も視覚的に目立ちにくくしています。
前者は他のメーカーが取り組んでいるものですが、後者はAppleならではのアプローチ。
Nano-textureは、これまでiPad ProやMacBook Proなどで採用されてきましたが、iPhoneではDuoが初めてです。これを折りたたみスマホに持ち込んだことは、発明と表現しても大げさではありません。
というのも、マットな仕上げが折り目だけでなく、折りたたみスマホでは特に気になる黒い余白への映り込みや、指紋も効果的に抑えているから。
大画面の折りたたみスマホでは、アプリや動画が画面いっぱいに表示されず、大きな黒い余白が生まれることがあります。
特に動画を見ているときに、黒い余白に自分の顔が映り込むと一気に興醒めしますが、iPhone Duoならそれほど気にしなくてもいい。
Nano-textureの効果は、iPhone Duoならではの演出でも感じられました。
本体を開くときに表示される透け感のあるアニメーションや、半開きで動画を再生したときに、下側の画面へ映像が反射しているように見せる演出(以下の動画参照)も、指紋や反射、映り込みが目立たないマットな画面だからこそ引き立ちます。
折り目を物理的に抑えるだけでなく、Nano-textureによって視覚的にも目立たなくする。こうした二段構えによって、iPhone Duoは折り目をほとんど意識せずに使える仕上がりになっていました。
次回は、幅が広いiPhone Duoを片手で使うとどうなのか。特に左手での操作について取り上げます。



























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