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いつ配信?Android 15の新機能と変更まとめ

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Yusuke Sakakura更新日:2024/03/23 16:13
いつ配信?Android 15の新機能と変更まとめ

2024年2月17日、GoogleがAndroid 15のプレビュー版を公開しました。

この記事ではAndroid 15の新機能や変更点、対応機種、配信時期などをまとめています。Android 16が正式公開されるまで情報を随時更新します。

目次

Android 15の正式公開はいつ?

Android 15の公開スケジュール
Android 15の公開スケジュール

2024年2月にAndroid 15のデベロッパープレビューが公開されました。

正式配信に向けて3月に初めてのアップデート。4月にベータ版が登場して8月までに4回のアップデートが提供される予定です。

バージョン配信時期アップデート概要
デベロッパープレビュー12月初期ビルド。開発者のフィードバックに重点を置き、新機能やAPI、動作の変更を行う
デベロッパープレビュー23月機能、API、動作変更を追加するアップデート
ベータ14月ベータ版の初期リリース。ベータプログラムに登録してOTAで導入およびアップデート可能に
ベータ25月品質改善アップデート
ベータ36月ファイナルAPIやビヘイビアを含む最初のプラットフォーム安定版。Google Playストアでのアプリ公開も可能に
ベータ47月最終テストのための正式版に近いビルド
ベータ58月最終テストのための正式版に近いビルド
正式版?AOSPとエコシステムにAndroid 15を配信

Android 15の対応機種

Android 15は2024年9月以降に正式配信される見込みです。

Pixelスマートフォンには、発売から3年間、5年間、7年間と機種によって期間の異なるOSアップデート保証期間が付いていますが、一部の機種についてはAndroid 15の正式提供前にアップデート保証が切れてしまいます。

残念ながらPixel 4a (5G)、Pixel 5、Pixel 5a (5G)はアップデート対象外になります。Android 15にアップデートできる対応機種は以下のとおりです。

Google Pixel
Pixel 8|8 Pro 対応
Pixel Fold 対応
Pixel Tablet 対応
Pixel 7a 対応
Pixel 7|7 Pro 対応
Pixel 6a 対応
Pixel 6|6 Pro 対応

お菓子なコードネームは“バニラアイスクリーム”

Androidには歴代のバージョンほぼすべてにスイーツにまつわるコードネームがアルファベット順で付与されています。

一般的にコードネームは開発者間で使用される内部的なものですが、Androidは全面に打ち出して“K”にあたるAndroid 4.4では、KitKatとコラボレーションした世界的なプロモーションが展開され、Nexus 7が当たるプレゼントキャンペーンも実施されました。

Googleはさまざまな問題からAndroid 10を機に全面を打ち出す方針を撤回したものの、当然ながら内部コードは今も存在しています。

“V”にあたるAndroid 15のコードネームは、バニラアイスクリーム(Vanilla Ice Cream)になるようです。

バージョンコードネーム由来のスイーツ
1.0
1.1
1.5Cupcakeカップケーキ
1.6Donutドーナツ
2.0-2.1Eclairエクレア
2.2 – 2.2.3Froyoフローズンヨーグルト
2.3 – 2.3.7Gingerbreadジンジャーブレッド(クッキー)
3.0 – 3.2.6Honeycomb蜂の巣
4.0 – 4.0.4Ice Cream Sandwichアイスクリーム・サンドイッチ
4.1 – 4.3.1Jelly Beanゼリービーンズ
4.4 – 4.4.4KitKatキットカット
5.0 – 5.1.1Lollipopロリポップキャンディ
6.0 – 6.0.1Marshmallowマシュマロ
7.0 – 7.1.2Nougatヌガー
8.0 – 8.1Oreoオレオ
9Pieパイ
10Quince Tart(内部コード)
Queen Cake(幻の外部コード)
クインスタルト
クイーンケーキ
11Red Velvet Cakeレッドベルベットケーキ
12Snow Coneかき氷
13Tiramisuティラミス
14Upside Down Cakeアップサイドダウンケーキ
15Vanilla Ice Creamバニラアイスクリーム

アプリを指定した画面録画

Android 15の画面録画では新しいオプション「1つのアプリ」が追加されます。

Android 15の画面録画では1つのアプリ指定が可能にこれまで通りアプリを指定せずに画面全体を録画することも可能

これまでの画面録画はセキュリティが保護された画面をのぞいてすべての画面が録画されていましたが、1つのアプリオプションを利用すると、指定したアプリ以外は録画されなくなります。

例えば、ゲームアプリを指定して画面録画を始めた場合、ゲームの映像は記録されますが、Chromeを起動して攻略サイトを見てもその画面は記録されません。もう一度、ゲームアプリに戻ってきた時に画面の記録が再開されます。

通知のクールダウン

LINEグループチャットなど、スマートフォンに大量の通知が来て困ることがよくありますが、そんな時に便利な「通知のクールダウン」が追加されます。

通知のクールダウンは設定画面の通知>通知のクールダウンから利用可能同じアプリから連続して大量の通知が届く場合に通知の数が徐々に減ります(誤訳)3つのオプションを選択できます

通知のクールダウンは、同じアプリから連続して大量の通知が届く場合に、音量(日本語では通知の数と表記されているが誤訳?)が徐々に減っていくもので、すべての通知に適用するのか、会話だけに適用するのか、使用しないかを設定で変更できます。

Bluetoothのクイック設定

設定画面で何度も画面をタップすることなく、機内モードやBluetoothなどを簡単にオン/オフできるクイック設定。

これまでクイック設定でBluetoothをタップすると、機能をオン/オフできるだけでしたが、Android 15ではポップアップが表示されて「新しいデバイスとペア」も選べるようになりました。

ワイヤレスイヤホンやワイヤレスコントローラーの初期設定で少しだけ手間取らずに利用できます。

クイック設定で利用できるBluetoothがポップアップメニューに対応新しいデバイスとペア設定の画面にもショートカットでアクセスできる

折りたたみの機能強化

ここではPixel Foldなど折りたたみスマートフォン向けの機能をまとめています。

折りたたみの動作管理

Pixel Foldでは、大きなメインスクリーンで読書中に本体を閉じると、カバーディスプレイに引き継がれて読書を継続できます。ただし、ほとんどのアプリにおいて本体を閉じると、そのままスリープになります。

この動作を利用者が管理することはできず、OSとアプリの管理に依存していましたが、Android 15では「折りたたみ時にアプリを使い続ける」オプションの追加によって利用者が管理できるようになります。

オプションは「常に」「スワイプアップで続ける」「無効」の3つ。

以前は「ゲームや動画、その他だけ」のオプションが用意されていましたが、Android 15 DP2では「スワイプアップで続ける」に置き換わっており、本体を閉じても画面ロックされることも画面がスリープされることもなく、スワイプアップ操作するだけでメインディスプレイで使用していたアプリの表示を継続できます。

ADPFによるゲームパフォーマンスの向上

Androidでは、主にゲームなどパフォーマンスを重視するアプリが、デバイスをオーバーヒートさせずに安定して動作するようパフォーマンスを最適化できるフレームワーク「Android Dynamic Performance Framework」が提供されています。

具体的には、熱状態をモニタリングしてパフォーマンスが維持できなくなる前に調整したり、適切なCPUクロックとコアタイプを選択できるヒントの提供、ベンチマーク中に動的なCPUのクロッキングに左右されずに測定できる固定パフォーマンスモードが利用できます。

Android 15で進化するADPFでは、ヒントセッションによるバックグラウンドで長時間動作するゲーム等で役立ちそうな電力効率モードやサーマルヘッドルームのしきい値、ヒントセッションにおいてCPUとGPUの作業時間を報告することにより、システムがCPUとGPUのクロック数を同時に調整してワークロードの需要に最適に対応することが可能になります。

アプリの手動アーカイブ

これまでのAndroidでは、Google Playストアを通じて使用頻度が低いアプリを自動でアーカイブして空き容量を増やすことができましたが、Android 15では手動で選択したアプリをアーカイブすることが可能になります。

アーカイブしたアプリは本体容量のみがスマホから削除される一方で、アプリ内のデータは削除されないため、アーカイブから戻した時も再ログインすることなく利用できます。

設定画面にアプリのアーカイブ機能が追加アーカイブするとアプリのアイコンが変化するアプリサイズの容量のみが節約される

その他

その他の新機能・変更まとめ
  • クイック設定
    • 画面の明るさ調整にハプティクスを追加
  • 音とバイブレーション
    • バイブレーションとハプティクスに「キーボードバイブレーション」が追加
  • 開発者によるカメラプレビューの明るさ調整やフラッシュ強度の正確な制御
  • USBの接続モードを変更する際に指紋認証など生体認証が必要に
  • 1台のスマートフォンから複数のヘッドフォンやスピーカーに音楽を共有できる機能
  • スマートフォンを使ったウェブカメラ機能に高画質モードが追加
  • タスクバー
    • Pixel FoldやPixel Tablerでタスクバーを常時表示可能に
  • 開発者オプション
    • ゲームアプリのリフレッシュレートデフォルト制限解除

噂される新機能

画面上には表示されないものの、ベータ版やプレビュー版のコード等から発見されている未確定の新機能と変更点を以下にまとめておきます。

見られたくないアプリを完全に隠す

ベータ版のAndroidから新機能「プライベートスペース」が発見されています。

プライベートスペースは、他人に見られたくないアプリを完全に隠すことができる機能で、家族や友だちなど誰かにスマートフォンを渡すなど、余計な何かを触られたく時に便利な機能です。

プライベートスペースをオンにすると、アプリが非表示になり、アプリの通知も表示されなくなります。

単純にアプリや通知が非表示になるだけではなく、カメラやマイクなど付与している権限を管理できる権限マネージャや最近権限を使用したプライバシーダッシュボード、その他の設定にも表示されないため、完全にアプリの存在を隠すことができます。

アプリのクローン機能

Xiaomiなどの一部メーカーが独自実装しているアプリのクローン機能が発見されました。

通常は1台のスマホで利用できる同一アプリは1つだけですが、アプリのクローン機能を利用すると2つの同一アプリを利用できます。

例えば、LINEやFacebookはスマホ1台(1アプリ)につき1アカウントに限定されていますが、クローン機能を利用すれば、スマホ1台で2アカウントを利用することも可能です。

なお、スマートフォンメーカーが指定した場合はアプリ単位でクローン機能を無効化することもできるとのこと。例えば、GoogleはPixelスマートフォンにおいて、YouTubeやYouTube Musicのクローンアプリを無効化しています。

ロック画面ウィジェット復活か

ウィジェットが表示される共同スペース

Androidのロック画面ウィジェットは、2012年にリリースされたAndroid 4.2 Jelly Beanのアップデートで追加されたものの、わずか2年後の2014年にリリースされたAndroid 5.0 Lollipopで廃止となっています。

しかし、Androidのベータ版からロック画面ウィジェットが復活する証拠が2つ発見されました。

1つは家族など複数人で1台のデバイスを使用する複数のユーザーがアクセスすることを想定した「共同スペース」にウィジェットを配置するもの。もう1つは天気予報などをロック画面に表示するGoogleのスナップショットのように、サードパーティアプリも振る舞える変更が確認されています。

誤って前の画面に戻ってしまう問題が改善

アプリを起動中に画面の端から中央に向かってスワイプ操作すると前の画面に戻ることができますが、今表示されている画面が最初のページで、前のページが存在しない場合は意図せずアプリが終了してしまいます。

このストレスを解消するためにGoogleは機能予測型戻るアニメーションを開発しています。

このアニメーションを有効にすると、前の画面に戻ることなくアプリが終了する場合は、画面が縮小するアニメーション付きでホーム画面を表示することで、事前にアプリが閉じる動作を予測できます。

また、前の画面に戻る時だけではなく、アクションシートや検索画面、サイドメニューを閉じる時でも利用できます。

予測型戻るアニメーション
予測型戻るアニメーション

この機能はAndroid 14で標準提供されると予想されていましたが、残念ながらAndroid 14のリリース時点では開発者モードでの提供となっています。

2段階認証の保護機能

Googleアカウントを始めとしたアカウントサービスに2段階認証をかけて不正アクセスや乗っ取り行為を事前に防止している人は多くはないかもしれませんがそれなりにいるはずです。

2段階認証に必要な認証コードの受け取り方法には、SMSやメールで受け取れるものもあれば、セキュリティアプリで発行されるもの、認証済みのデバイスで許可するものなどサービスによって様々ですが、セキュリティが厳重でない場合、認証コードを傍受して2段階認証を突破される被害に遭う可能性があります。

そこで、Android 15では、システムアプリのみ適用される新しいパーミッション“RECEIVE_SENSITIVE_NOTIFICATIONS”と新しいフラグ“OTP_REDACTION”を追加することで、認証コードなどセンシティブな通知を保護するかもしれません。

AndroidシステムのWebViewの高速化

たまに電池持ちの改善や動作を軽くするために、アプリを強制終了してメモリを解放するTipsが紹介されることがありますが、GoogleのSundar Pichaiは余計な手間になることもあるため、OSに頼るべきとTipsを完全否定しています。

手動だろうが自動だろうが強制終了してはいけないプロセスがありますが、AndroidはPinnerServiceにてこれをコントロールしています。

代表的なものとしてGoogleカメラやPixelランチャーが存在していて、こういったアプリやプロセスの一部はメモリから解放されないようにロックされていますが、Android 15では、AndroidシステムのWebViewが使用するtrichromeライブラリが新たにロック対象に追加されることが明らかになっています。

trichromeライブラリがPinnerServiceの対象に追加されることによって、メモリの容量が少ないことが原因ですぐに解放されてしまうデバイスにおいては、AndroidシステムのWebViewがわずかに高速化するかもしれません。

その他

  • ファストペアリングの設定項目が追加
    • 設定画面>接続設定>接続の設定
  • 複数ユーザー
    • セカンダリユーザーに管理者権限を付与して、管理者以外でもマルチユーザーの管理、デバイス設定の変更、デバイスの初期化まで可能に
  • 分割画面で起動したアプリペアの保存機能
  • ボイス・アクティベーション
    • サードパーティのデジタルアシスタントアプリがウェイクワードに対応できる
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