ホームボタンが廃止されたiPad Pro、iPad Air、iPad miniでは、操作方法が大幅に変更され、設定についてもホームボタンを搭載したiPadとは大きな違いがあります。
この記事では、iPadの電池持ちを改善したり、Magic Keyboradなどハードキーボードによる文字入力を大幅に改善する方法など、iPadを購入したら設定しておきたいおすすめの項目15個を紹介します。
目次
- iPadの電池持ちを改善する
- 電池残量をパーセント(%)表示できるウィジェットを追加する
- 画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
- 壁紙・待ち受けを変更する
- 文字の大きさ・太さを変更する
- 画面ロックの解除に便利な生体認証を設定する
- Magic Keyboardなどハードキーボードの文字入力を使いやすくする
- Apple Pencilを使いやすくカスタムする
- トラックパッドとマウスを使いやすくカスタムする
- 1つのキーボードとトラックパッドでiPadとMacを操作できる「ユニバーサルコントロール」
iPadの電池持ちを改善する
iPadの設定を見直したり、ショートカットアプリを使用することでiPadの電池持ちを大幅に改善することができます。
特に大型のディスプレイを搭載するiPadは画面周りの設定をカスタマイズすることで電池持ちを改善できます。
電池が少ない時に画面の明るさを自動で調整する
iPadで最も電池を消費するのは巨大なディスプレイです。明るさを暗めに変更することで電池持ちを大きく節約できます。
手動で画面の明るさを変更するにも良いですが、ショートカットを使うことで画面の明るさを自動で変更することも可能。
例えば、バッテリーの残量が10%になったら画面に明るさを20%に落としたり、時間に合わせて画面の明るさを落とすことができます。
バッテリー残量に合わせて自動で明るさを落とす
- STEP 1
ショートカットアプリの起動
画面の明るさを自動調整するにはショートカットアプリを使用します

- STEP 2
オートメーションの作成
- STEP 3
バッテリー残量の追加
- STEP 4
起動条件の追加
- STEP 5
アクションの追加
- STEP 6
明るさアクションの追加
- STEP 7
明るさを指定
- STEP 8
実行前に尋ねるをオフに
- STEP 9
オートメーションの作成完了
- DONE
時間に合わせて自動で明るさを落とす
- STEP 1
ショートカットアプリの起動
画面の明るさを自動調整するにはショートカットアプリを使用します

- STEP 2
オートメーションの作成
- STEP 3
時刻の追加
- STEP 4
起動条件の追加
- STEP 5
アクションの追加
- STEP 6
明るさアクションの追加
- STEP 7
明るさを指定
- STEP 8
オートメーションの作成完了
- DONE
低電力モードを自動でオンにする
ショートカットアプリの起動
画面の明るさを自動調整するにはショートカットアプリを使用します
オートメーションの作成
バッテリー残量の追加
起動条件の追加
アクションの追加
明るさアクションの追加
明るさを指定
実行前に尋ねるをオフに
オートメーションの作成完了
- STEP 1
ショートカットアプリの起動
画面の明るさを自動調整するにはショートカットアプリを使用します
- STEP 2
オートメーションの作成
- STEP 3
時刻の追加
- STEP 4
起動条件の追加
- STEP 5
アクションの追加
- STEP 6
明るさアクションの追加
- STEP 7
明るさを指定
- STEP 8
オートメーションの作成完了
- DONE
低電力モードを自動でオンにする
iPadのバッテリーが少なくなったら、低電力モードをオンにすることで消費電力を抑えることができます。
バッテリーの残量が20%以下になると、低電力モードをオンにするか提案されますが、もう少し早いタイミングでオンにしたい、逆にもう少し遅いタイミングでオンにしたい場合はショートカットを使って自動化すると便利です。
低電力モードがオンになると、バッテリーアイコンが緑色から黄色に変化して、メールの受信やアプリのバックグラウンド通信、自動ダウンロード、一部のビジュアルエフェクト、自動ロック、iCloud写真が一時的に停止、動画のストリーミングを除いて電池消費の激しい5Gが利用できなくなります。
- STEP 1
ショートカットアプリを起動
ショートカットアプリを起動しましょう。購入直後はユーティリティフォルダに入っています
- STEP 2
オートメーションの作成
- STEP 3
バッテリー残量を追加
- STEP 4
低電力モードを追加
- STEP 5
ショートカットの作成完了
- DONE
明るさの自動調節をオフにする
電池持ちを改善するためにiPadのディスプレイを暗めに変更しても、自動調節がオンになっていると、周りの明るさに応じて自動で明るさが変わってしまうため、自動調節をオフにしましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」に進みます
- STEP 2
画面表示とテキストサイズに進む
画面を下にスクロールして「明るさの自動調節」をオフにします
- DONE
電池残量をパーセント(%)表示できるウィジェットを追加する
iPadでAirPodsなどのBluetoothワイヤレスイヤホンやキーボード、マウスを利用している場合はウィジェットを追加することで、iPadのホーム画面でパーセン形式で電池残量を確認することができます。
- STEP 1
ウィジェットの追加
ホーム画面の余白部分を長押したあと、画面左上に表示される「+」ボタンをタップします
- STEP 2
ウィジェットを検索
- STEP 3
バッテリーウィジェットの選択
- STEP 4
ウィジェットのサイズを選択
- STEP 5
ウィジェットの追加完了
- DONE
画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
iPadを購入した直後は画面を操作していない状態が2分続くと自動ロック機能が作動して画面がオフになります。2分が短いのであれば設定から変更しておきましょう。おすすめは5分です。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」>「自動ロック」に進みます
- STEP 2
自動ロックの時間を変更する
画面が自動でロックされるまでの時間を変更します。おすすめは5分です
- DONE
壁紙・待ち受けを変更する
iPadを買い替えてiCloudなどを使ってデータを移行した場合、設定していた壁紙も新しいiPadに移行されますが、初めてiPadを購入したり、データ移行しない場合は初期状態の壁紙が設定されています。以下の手順を参考に変更しましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「壁紙」>「壁紙を選択」に進みます
- STEP 2
壁紙を選択
- STEP 3
壁紙の変更完了
- DONE
文字の大きさ・太さを変更する
iPadの設定画面から文字の大きさと太さを変更して見やすく変更できます。
文字の大きさを変更する
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「画面表示と明るさ」>「テキストサイズを変更」に進みます
- STEP 2
文字の大きさを変更する
スライダーを左に動かすと文字が小さく、右に動かすと文字が大きくなります
- DONE
文字を太くする
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示します
- STEP 2
文字の大きさを変更する
「画面表示と明るさ」に進んで「文字を太くする」をオンにしましょう
- DONE
画面ロックの解除に便利な生体認証を設定する
iPadには画面ロックを簡単に解除できる生体認証が利用できます。iPadやiPad mini、iPad Airにはトップボタンに内蔵された指紋認証Touch ID、iPad Proには顔認証Face IDが搭載されています。
設定画面から必ず設定しておきましょう。
指紋認証「Touch ID」を設定する
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「Touch IDとパスコード」に進んでパスコードを入力します
- STEP 2
指紋を追加する
- STEP 3
指紋を登録する
- DONE
顔認証「Face ID」を設定する
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「Face IDとパスコード」に進んでパスコードを入力します
- STEP 2
Face IDのセットアップ
- STEP 3
顔を登録する
- DONE
Magic Keyboardなどハードキーボードの文字入力を使いやすくする
iPadでMagic KeyboardやSmart Keyboard Folio、Bluetoothのワイヤレスキーボードは設定画面から使いやすくカスタマイズすることが可能です。
ライブ変換をオフにする
iPadではライブ変換がデフォルトでオンになっていて、文字を入力中にひらがなが漢字などの日本語に自動で変換されます。
スペースを押して手動変換する必要がなく、文脈を読み取って変換してくれるため、慣れると快適に文字入力できますが、どうしても慣れない場合は設定画面からライブ変換をオフにすることができます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「キーボード」に進みます
- STEP 2
ライブ変換をオフにする
「ハードウェアキーボード」に進んで「ライブ変換」をオフにします
- DONE
CapsLockの割り当てを変更、オフにする
キーボードのCapsLockやControl、Option、Command、地球儀キーの割り当てを変更することができます。例えば、CapsLockを入力してもアクションしないようにしたり、Magic Keyboardには存在しないエスケープキーに変更することも可能です。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「キーボード」に進みます
- STEP 2
ハードウェアキーボードに進む
- STEP 3
指紋を追加する
- DONE
自動大文字入力をオフにする
iPadで英字入力すると最初の1文字目が自動で大文字になります。小文字で入力したい場合は設定画面からオフにできます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「キーボード」に進みます
- STEP 2
自動大文字入力をオフにする
「ハードウェアキーボード」に進んで「自動大文字入力」をオフにします
- DONE
Apple Pencilを使いやすくカスタムする
iPadで使える専用のペンデバイス「Apple Pencil」も設定画面から使いやすくカスタムできます。
ダブルタップの割り当てを変更する
Apple Pencilの側面を2回タップすると、使用中のペンと消しゴムを入れ替えることができますが、設定画面から割り当てを変更することで、前回使用したツールと入れ替えたり、カラーパレットを表示することができます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示します
- STEP 2
Apple Pencilのダブルタップを変更
「Apple Pencil」に進んで“ダブルタップ”の項目で割り当てを変更します
- DONE
Apple Pencil使用中に指でも線を描く
初期状態では、Apple Pencilを使用しているときは指では描画できずスクロールのみ可能です。指でも描きたいなら設定を変更しましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示します
- STEP 2
Apple Pencilのみで描画をオフ
「Apple Pencil」に進んで「Apple Pencilのみで描画」をオフにします
- DONE
便利なペンシルジェスチャを使いやすくカスタム
Apple Pencilを使ってiPadの画面左下または右下から中央に向かってジェスチャーすると、スクリーンショットを保存したり、画面隅に小さく表示されるクイックメモで素早くメモを取ることができます。
デフォルトでは左下がスクリーンショット、右下がクイックメモに設定されていますが、よく利用する機能や持ち手によって機能を入れ替えましょう。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示します
- STEP 2
ペンシルジェスチャに進む
- STEP 3
割り当てを変更する
- DONE
トラックパッドとマウスを使いやすくカスタムする
iPadでMagic Keyboardに付属しているトラックパッドやマウスをは設定画面からカーソル移動のスピードを変えたり、右クリックの入れ替えを変えたり、クリックをタップにするなど、使いやすくカスタマイズできます。
トラックパッドとマウスのカーソルスピードを変更する
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「トラックパッドとマウス」に進みます
- STEP 2
カーソルスピードを変更する
“奇跡の速さ”からスライダーを左右に動かしてカーソルスピードを変更します。左に動かすとスピードが遅く、右に動かすとスピードが速くなります
- DONE
左利きマウス用に右クリックを入れ替える
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「トラックパッドとマウス」に進みます
- STEP 2
右クリックを変更する
「副ボタンのクリック」に進んで「左」を選択すると、左右のクリックを入れ替えることができます
- DONE
タップでクリックに変更する
MacBookやiPadのMagic Keyboardのトラックパッドは押し込んでクリックするのに対して、多くのWindows PCではトラックパッドをタップしてクリックします。MacBookやMagic Keyboardのトラックパッドのクリック操作に慣れない場合は変更できます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「トラックパッドとマウス」に進みます
- STEP 2
タップでクリックをオンにする
「タップでクリック」をオンにすると、トラックパッドに軽く触れるだけでクリックが可能になります
- DONE
トラックパッド、マウスのスクロール方向を逆にする
Windowsでは下にスクロールすると画面が下に、上にスクロールすると画面が上に移動しますが、iPadのスクロール方向はスマートフォンのように、下にスクロールすると画面が上に移動して、上にスクロールすると画面が下に移動します。慣れない場合は設定から変更できます。
- STEP 1
設定画面を起動
iPadの設定画面を表示して「一般」>「トラックパッドとマウス」に進みます
- STEP 2
ナチュラルスクロールをオフにする
「ナチュラルスクロール」をオフにすると、スクロールの方向が逆になります
- DONE
1つのキーボードとトラックパッドでiPadとMacを操作できる「ユニバーサルコントロール」
新しいiPadとMacなら便利な新機能「ユニバーサルコントロール」に対応しています。
ユニバーサルコントロールは、Macに接続しているキーボードとマウスでiPadを操作できるほか、iPadのMagic Keyboardに付いているトラックパッドやキーボードを使ってMacを操作できる便利な機能です。
iPad用にキーボードやマウスを購入しなくても近くにMacがあれば、トラックパッドやキーボードを使ってiPadを操作できるため、費用を抑えて机の上をスッキリ整理することも可能です。
設定手順は以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ設定してください。
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