KDDI、楽天ローミングは「当初の役割を終えた」。10月以降はpovoで支援も?
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

楽天モバイル向けローミング協定の期限が9月末に迫るなか、KDDIの松田浩路社長は、楽天モバイルのエリアが全国に広がってきたことを踏まえ、「当初の役割は終えたのではないか」とコメントしました。
一方で、10月以降については、どのような形で協調していけるのか、引き続き協議を進めていると説明しています。
楽天ローミングは9月末に期限
2020年に本格サービスを開始した楽天モバイルは、自社で基地局を整備してエリアを広げる一方、KDDIのネットワークをパートナー回線として利用してきました。
楽天モバイル向けのローミング提供は2019年10月に開始。2023年5月に新たな協定を締結し、提供期間も2026年9月30日まで延長されています。
このローミング協定の役割について、松田社長は「人口カバーを補填するのが目的」と説明。楽天モバイルのエリアが全国に広がってきたことから、当初の役割は終えたのではないかとの見方を示しました。
また、松田社長は、楽天モバイル向けのローミングについて、auユーザーに影響が出ないことを前提に提供されていると説明します。
一方で、KDDI側へのトラフィックは想定以上に増えているとのこと。そのため、混雑エリアなどauユーザーへの影響が出かねない楽天モバイルの自社回線エリアが構築された場所では、十分な期間を設けて案内したうえで、順次ローミングを終了しているとしています。
こうした状況について、松田社長は「こうしたエリアについては時間をもってMNOとしてエリアを作っていただきたいと話をしている」と述べ、楽天モバイルに対してMNOとしての自前のエリア整備を求めていることを明かしました。
副回線やpovoで楽天モバイルユーザーを支援?
一方で、ローミングの期限が切れる10月以降については、どのような形で協調していけるのか、引き続き協議を進めているとしています。
「これからも密なコミュニケーションをしていきたいと思っている」とも発言した松田社長は、楽天モバイルユーザーが困るようなことがあれば、副回線や基本料0円のpovoといった形で、何らかの支援ができないかとも述べました。
例えば、楽天モバイルユーザー向けに副回線サービスを用意したり、povoのトッピングを活用したりする形になるのでしょうか。
ユーザーの不満は解消される一方で、流出に直結しかねない内容であり、楽天モバイルにとっては、かなり屈辱的な形であるような気もします。10月以降に両社がどういった形で協力を続けるのか注目です。
























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