ソフトバンク宮川社長、楽天の1000万回線を祝福も「ローミングで単なるビジネスとして割り切っているのであれば残念」と苦言
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ソフトバンクの宮川潤一CEOは2月9日の決算会見で、昨年末に契約数1000万を突破した楽天モバイルについて問われ、「お祝い申し上げたい」とコメントした一方、「不平不満を言えばいっぱいある」としてローミングを巡って苦言を呈しました。
ローミングを巡って苦言。「第4のキャリアの意味」を問いかけ
楽天モバイルは、自社回線に加えてKDDIの回線を借りるローミング(パートナー回線)でエリアを補完しています。新規参入として基地局をゼロから整備してきた事情もあり、短期間で全国を自社網だけでカバーするのは難しく、ローミングで対応エリアを広げている形です。
宮川氏が「我々の目線とは違うし残念」と述べたのは、ローミングでエリアを補い続ける一方で、自社の基地局整備が十分に進んでいないように映る点にあります。
第4のキャリアが誕生することで国内のネットワークがより強靭化する、そうした効果を期待していた同氏の目線では、ローミングに頼る楽天モバイルの現状が「単なるビジネス」として割り切っているように見えるのかもしれません。
宮川氏「1000万契約はひとつの分岐点。さすが創業者がやると強いな、粘り強いなと思っている。1000万契約お祝い申し上げたいと思います。ただ、不平不満を言えばいっぱいあるんですが、ひとつは4キャリア目が誕生したということの意味というのが...我が国のこの強靭なネットワーク作りという意味でいきますと、3キャリアでやってた場合は3倍のインフラがあると。当然ながら4キャリアになると4倍に、この強靭ネットワーク化をですね、する効果があるということで、4キャリア目のMNOの誕生を喜んでいるわけなんですけど、果たしてその結果になっているかということですね。まあローミングという形で単なるビジネスだというふうに割り切ってやられるとしたらですね。私の目線とはちょっと違うし残念に思います。ま、ちょっと言い過ぎですかね。
同氏は昨年の決算説明会でも、「ローミング頼みはフェアじゃない」といった趣旨の発言をしており、今回の苦言はその延長線上にあると言えます。
なお、三木谷氏は値下げしない宣言時に「これから基地局もバンバン増やしていく」と語る一方で、KDDIは楽天の基地局整備が進むにつれてローミングが縮小していくことも明かしています。今後は、ローミング縮小のペースと、それに見合う自社ネットワーク整備がどこまで進むのかが焦点になりそうです。






















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