昨年のちょうど今ごろニンテンドースイッチでLinuxを動作させて多機能なタブレットに変えてしまったハッカーが登場したが、今度はニンテンドースイッチでAndroidを動作させることに成功した強者が登場した。
ブラウザやJoy-Conの動作にも対応するAndroid版スイッチ
ニンテンドースイッチでAndroidを動作させることに成功したのはMax Keller (@langer_hans)。Twitterで動作映像を公開した。
( ͡° ͜ʖ ͡°) #NintendoSwitch #Android pic.twitter.com/RfbN7VKStw
— Max Keller (@langer_hans) 2019年2月23日
タッチパネルでの操作はもちろん、取り外し可能なニンテンドースイッチのコントローラー「Joy-Con」もサポートしている。動作映像ではBボタンを押すと前の画面に戻る様子が記録されているが、他のボタンが動作するのかは不明。また、Joy-Conを本体から取り外しても動作するのかもわからない。開発者は微調整が必要としていることから完全に動作するわけではないようだ。
さらに、Wi-FiやBluetoothなどの通信機能もサポートしていてWebViewブラウザでGoogleにアクセスして検索したり、他のBluetoothデバイスの検索に成功している。
一方で、モバイルデータ通信(スイッチ自体が非対応)やUSB、オーディオ出力には対応していない。全体的な動作はもっさりしているが、GPUドライバが動作していないことが原因とのこと。GPUドライバの問題が解消されれば、PUBG MOBILEなどスマートフォン向けのゲーム起動も期待できそうだ。
なお、設定画面から確認できる端末情報ではデバイスネームの項目に「Nintendo Switch」と表示され、Androidバージョンには「Q」と表示されている。