Pixel 10aがTensor G4を採用した理由とは?Googleがブラウジング性能向上も明かす
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

これまでGoogle Pixel Aシリーズには、前年に発売された上位モデルと同じチップセットが採用されてきました。
この流れはPixel 5aから続いてきましたが、Pixel 10aには上位モデルと同じGoogle Tensor G5ではなく、1世代前のTensor G4が採用されています。SnapdragonからGoogle Tensorに移行してから、Aシリーズと上位モデルで異なるチップセットが採用されるのは今回が初めてです。
日本で行われた発表会でGoogleは、Pixel 10aにTensor G4を採用した理由を説明しました。あわせて、同じチップながらPixel 10aのブラウジングパフォーマンスが前モデルから向上していることも明らかにしています。
安定したパフォーマンスと汎用性の高さでTensor G4を採用
Googleは発表会の質疑応答で、Pixel 10aにTensor G4を採用した理由について、ハードウェアとソフトウェアを含めて製品を企画するなかで、どの組み合わせが最良なのかを判断したと説明しました。
そのうえで、Aシリーズは総合力のバランスが非常に重要になる端末であり、性能・機能・コストの両立を重視した結果、安定したパフォーマンスを発揮し、汎用性も高いTensor G4を採用したとしています。
今年はAI需要の拡大を背景に、メモリやストレージをはじめとした部材価格が上昇しており、コストに引っ張られて製品全体のバランスが崩れやすい環境にあります。実際に、こうしたコスト増を販売価格に反映するメーカーも少なくありません。
そうしたなかでPixel 10aに最新チップではなくTensor G4を採用したのは、Aシリーズを「Google Pixelならではのプレミアムな体験を手に取りやすい価格で届ける」製品と位置づけているからでしょう。実際、Pixel 10aは昨年と同じ価格に据え置かれました。
同じチップでも最新AIとブラウジングスピードが向上
ただ、Pixel 10aは前モデルとまったく同じというわけではなく、新たに「カメラコーチ」や「オートベストテイク」に対応しています。これはAシリーズの端末でも十分に機能するよう裏側でチューニングを行ったことで実現できたとのこと。
そうなると気になるのは、同じTensor G4を搭載するPixel 9aやPixel 9シリーズでも、こうした機能が利用できるようになるのかという点です。ただ、この点についてGoogleは、現時点で「お伝えできることはない」とするにとどめました。
さらに注目したいのが、ブラウジング性能の向上です。Googleは、新しいモデムの採用やソフトウェアのチューニングによって、ウェブブラウジングのスピード(パフォーマンス)が前モデルより向上していることも明らかにしました。
Pixel 10aは、バッテリー容量が同じまま、電池持ちの改善が確認されていますが、これもモデムのアップデートが理由のひとつとする報道があります。
- Pixel 10a:Exynos 5400
- Pixel 9/10シリーズ:Exynos 5400
- Pixel 9a:Exynos 5300
つまりPixel 10aは、単に最新チップを見送ったモデルではなく、成熟したTensor G4をベースに、AI機能や日常的な使い勝手をしっかり磨いてきた1台と評価できます。





















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