どっちを選ぶ?Pixel 10aとPixel 10の違いを比較
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが2026年の最新ミッドレンジスマートフォン「Google Pixel 10a」を正式発表しました。
海外ではすでに予約受付が始まっており、日本でも発売予定と案内されています。国内価格はまだ明らかになっていませんが、Pixel 9aと同程度の約8万円と予想しています。つまり、上位モデルの「Pixel 10」との価格差は約5万円になる見込みです。
この2台は、スペックだけでなく見た目や質感の方向性もけっこう違います。そこで本記事では、「その5万円で何が変わるのか」をわかりやすく整理して違いを比較します。
Pixel 10aとPixel 10を比較
| Pixel 10a | Pixel 10 | |
|---|---|---|
| デザイン |
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| 価格と容量 |
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| 素材 |
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| サイズ |
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| 重さ | 183 g | 204 g |
| ディスプレイ |
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| カメラ |
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| フロントカメラ |
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| 写真機能 |
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| 動画機能 |
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| チップセット |
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| メモリ | 8GB | 12GB |
| AI |
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| バッテリー |
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| ワイヤレス充電 |
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| SIM |
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| 5G | Sub6 | Sub6 |
| Wi-Fi |
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| Bluetooth | 6.0 | 6.0 アンテナダイバーシティ |
| FeliCa | ◯ | ◯ |
| UWB | X | X |
| 防水・防じん |
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| USB | USB 3.2 | 3.2 Gen 2 |
| セキュリティ |
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| センサー |
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| 位置情報 |
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| アップデート保証 |
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| 同梱品 |
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デザイン:実用的か、見た目の良さか
デザインにも2機種の違いがはっきり表れています。
Pixel 10aは、ベゼルがやや太めで、背面はプラスチック。カメラは出っ張りのないフルフラットなデザインです。さらにPixel 10より21g軽く、物理的にも価格帯的にも気軽に手に取れる実用寄りの仕上げです。
一方のPixel 10は、薄いベゼルとガラス素材の背面を組み合わせることで、上位モデルらしい一段上の見た目と質感の良さを実現しています。加えて、より耐久性の高いカバーガラスを採用しているのも魅力のひとつです。
見栄えや所有感で選ぶならPixel 10が有力。ただ、落としても割れにくいという意味では、プラスチック背面のPixel 10aに分があります。見た目の満足度を取るか、気軽に使える安心感を取るか──ここは好みが分かれるポイントです。
カメラ:ズームと背景をぼかして動画を撮れる
カメラの差はかなり大きく、Pixel 10aはデュアルカメラ、Pixel 10は光学5倍で撮れる望遠カメラを加えたズーム特化のトリプルカメラを採用しています。
- Pixel 10a:最大8倍ズーム
- Pixel 10:光学5倍ズーム、最大20倍ズーム、ズーム画質向上
Pixel 10は、ピント合わせをより素早く安定させるマルチゾーンレーザー検出AF、オートフォーカスとクアッドPDに対応する超広角レンズ、照明環境や色再現の補正、照明のチラつき対策に効くスペクトルセンサー/フリッカーセンサーを搭載。フロントカメラもオートフォーカス対応です。
さらに、ISPのアップグレードによって、写真と動画の両方の画質が向上するなど、細部まで写真にこだわるなら、ここはPixel 10が明確に有利です。






動画向けの機能もPixel 10が充実しています。
明るい部分と暗い部分を別々に最適化して逆光でも撮りやすい「デュアル露出」、夕焼けなどのグラデーションをよりなめらかに表現できる「10ビットHDR動画」、そしてポートレート写真のように背景をぼかしながら動画を撮影できる「シネマティックぼかし」にも対応しています。
性能:Google Tensor G5とG4
これまでAシリーズは、上位モデルと同じチップ、もしくは性能がわずかに抑えられたチップを搭載するのが基本でした。ところがPixel 10aは、1世代前のチップを採用しています。
Pixel 10に搭載されるGoogle Tensor G5は、電力効率を高めつつ、性能も2桁台の向上を実現したとされています。特にAI処理が大きく強化され、日常生活で役立つ最新のGoogle AI機能に対応できるのが大きなポイントです。
- マイボイス通訳:異なる言語の音声通話で、声のトーンやニュアンスを変えることなく、本人のように再現して翻訳することで感情が伝わる
- マジックサジェスト:AIが必要なタイミングで今欲しいであろう情報を提案する
- カメラコーチ:AIが良い写真、好みの写真の撮り方をガイドしてくれる
一方、Pixel 10aはTensor G4を搭載しながら「カメラコーチ」には対応します。ただし、マイボイス通訳やマジックサジェスト、Pixelスクリーンショットといった機能は利用できません。
電池持ちと充電:便利なマグネットアクセサリ
バッテリー容量はPixel 10aがわずかに大きいものの、電池持ちはどちらも通常時で30時間以上。有線充電も両機種とも最大30Wで、約30分で50〜55%まで回復します。実用面で大きな差はありません。
差がはっきり出るのがワイヤレス充電です。
Pixel 10aは最大10W、Pixel 10は最大15Wに対応。ただし、ポイントは出力差そのものよりも、マグネット対応の有無です。

Pixel 10は背面にマグネットを内蔵し、ワイヤレス充電パッドやウォレットケース、モバイルバッテリーがピタッと吸着する「Google Pixelsnap」シリーズに対応します。
マグネットによって充電パッドがズレにくく、置くだけで効率的に充電できます。動画視聴やビデオ通話で活躍するリングスタンドなど、アクセサリの選択肢も広がります。さらに、PixelsnapはMagSafe互換にも対応しているため、iPhone向けアクセサリをそのまま使えるのも魅力です。
まとめ:5万円で何が変わる?どっちを選ぶべき?
結論はシンプルです。写真と動画にこだわるなら「Pixel 10」、コスパ重視なら「Pixel 10a」です。
Pixel 10aは、Pixel 10より21g軽く、割れにくいプラスチック背面を採用。強化されたカバーガラスや7年間のアップデート保証も含めて、長く使える安心の設計です。一方、数万円プラスしてPixel 10を選ぶと、遠くまできれいに撮れるトリプルカメラ、背景をぼかしながら撮影できる動画機能、Pixelsnapによるマグネットアクセサリなど、ワンランク上の体験が手に入ります。
- 運動会や旅行、推し活などでズーム機能をよく使う
- シネマティックぼかしで動画も印象的な映像で残したい
- 海外出張も多く、マイボイス通訳を使いたい
- 便利なマグネットアクセサリを使いたい
- 性能は必要十分で良し、コスパ重視で
- スマホをよく落とす。落としても割れにくく、軽量なスマホが良い
- カメラは日常撮影が中心。広角と超広角で十分、カメラコーチを使って写真をうまく撮りたい
迷ったときのポイントは2つだけです。
「望遠と動画をどれだけ使うか」と「マグネットアクセサリを使いたいか」。どちらも必要ならPixel 10。そこまで求めないなら、浮いた数万円でワイヤレスイヤホンのPixel Budsシリーズやワイヤレス充電器までそろえられるPixel 10aを選んだ方が満足度は高いかもしれません。
















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