任天堂が「Nintendo Switch 有機ELモデル」を正式発表。9月下旬から予約受付を開始し、10月8日(金)に発売することを正式発表しました。価格は37,980円。
名前のとおりディスプレイが液晶から有機ELにアップグレードされることで画質が向上し色鮮やかな画面でゲームを楽しめるように。不安定で不評だったスタンドが改善されるほか、本体容量が2倍に。付属のドックに有線LANが標準搭載されるなどアップデート多数の新型モデルが登場です。
画面のベゼルがスリムになって7インチの大画面に
「Nintendo Switch 有機ELモデル」は、画面のベゼルがスリムになったことで画面サイズが6.2インチから7インチに大型化。本体サイズはほぼ同じですが横幅は3mmだけ大きくなります。
旧モデルが搭載する液晶ディスプレイは画面全体を照らすために必要なバックライトが必要なのに対して、新型モデルの有機ELディスプレイは素子自体が発光。発光をオフにすることで“真っ黒”を表現できるため、明るいところと暗いところの差、いわゆる明暗差がはっきりするため、ハイコントラストで鮮やかなゲーム映像を映し出します。
ちなみに、液晶から有機ELディスプレイに変わることで消費電力が上がると一部で指摘されていますが、有機ELにはRGB方式と液晶と仕組みが似ているカラーフィルター方式の2種類が存在していて、スマートフォンやNintendo Switchに搭載されるような小型の有機ELのほとんどが消費電力の低いRGB方式を採用しています。
Nintendo Switch 有機ELモデルは画面サイズが大型化しながらもバッテリー持続時間が同じで、バッテリー容量に変化がないことを考えると消費電力は実質的に改善されている判断できます。
旧モデルで不満の声が多かった不安定なスタンドは新しい「フリーストップ式」になって安定する幅広のワイドサイズに改善。フリーアングルのため、見やすい角度で画面をしっかりと固定できるため、テーブルモードでのゲームプレイを快適に楽しめます。
付属のドックも進化します。2つのUSB端子とテレビに接続するためのHDMI端子に加えて、新たに有線LAN端子を標準搭載。大画面のテレビでプレイする場合は別途アクセサリの購入不要で、より安定したオンラインプレイとゲームのダウンロード/アップデートが可能です。
本体の保存メモリーは32GBから倍になって64GBを搭載。別売のmicroSDカードを使えば保存容量の拡張も可能です。スピーカーも新しくなり、携帯モードやテーブルモードでのゲームプレイを、クリアなサウンドで楽しめます。
予約受付は全国のゲーム取扱店やオンラインショップにて9月下旬から開始予定。旧モデルに付属されてたドックやJoy-Conはそのまま使えます。
なお、新モデルに付属するドックやホワイトのJoy-Conを単品で別売りする予定はないとのこと。新モデルの発売後も旧モデルの販売を継続することで、ユーザーの好みとライフスタイルに応じて特長や価格帯の違う3モデルを提供すると案内されています。
Nintendo Switch 有機ELモデルと旧モデルを比較
Nintendo Switch 有機ELモデルと旧モデルの違いは以下のとおりです。残念ながらメモリ(RAM)やCPUは旧モデルからの変更なしです。
Nintendo Switch 有機ELモデル | Nintendo Switch | |
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ディスプレイ |
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本体サイズ | 縦102 x 横242 x 厚さ13.9mm | 縦102 x 横239 x 厚さ13.9mm |
重さ |
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付属ドック |
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本体容量(ROM) | 64GB | 32GB |
メモリー(RAM) | 4GB | 4GB |
CPU | Nvidia Tegra X1(カスタム) | Nvidia Tegra X1(カスタム) |
バッテリー | 3.7V / 4,310mAh / 16Wh | 3.7V / 4,310mAh / 16Wh |
背面スタンド | フリーストップ式ワイドスタンド | 固定式スタンド |
バッテリー持続時間 | 約4.5-9.0時間 | 約4.5-9.0時間 |
カラー |
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価格 | 37,980円 | 32,978円 |