Google、Pixel 11の値上げを予告。Appleに続きメモリ高騰の影響避けられず

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Y.Sakakura

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Google、Pixel 11の値上げを予告。Appleに続きメモリ高騰の影響避けられず

Pixel 11シリーズの発表が8月13日に迫るなか、GoogleがPixelの価格を見直す方針を明らかにしました。

背景にあるのは、やはり深刻なメモリ不足と価格高騰です。今後発売されるPixel 11シリーズだけでなく、すでに販売されているPixelスマートフォンにも影響が及ぶ可能性があります。

「これまで一度もなかった」メモリ価格の上昇

9to5Googleは、Googleのデバイス&サービス担当バイスプレジデントを務めるShakil Barkat氏に、メモリ価格の高騰が今後の製品に与える影響について取材しました。

Barkat氏は、世界で起きているメモリ価格の上昇について「これまでに一度もなかった」と説明。Morgan Stanleyのデータを引用し、メモリ1GBあたりの価格が2025年の2.80ドルから、今年は12ドルまで上昇したとしています。

Googleはこれまで、供給変動によるコスト上昇を可能な限り製品価格に反映せず、消費者への影響を抑えてきたと説明しています。

しかし、経済環境は大きく変化しており、Googleもその影響を免れないとのことです。

このため、Pixelファミリー全体で価格を調整し、実際の供給状況に応じて対象製品へ順次反映する方針です。

Pixel 11シリーズは値上げへ

これまでのリークによると、価格調整は主に2つの方法で行われる可能性があります。

1つは、最小ストレージ容量の変更です。現行モデルのPixel 10とPixel 10 Proは128GBから販売されていますが、Pixel 11シリーズでは、4機種すべてが256GBスタートになると報じられています。

最小容量が引き上げられれば、開始価格も上昇します。なお、日本ではPixel 10 Proがすでに256GBから販売されているため、最小容量の変更による影響を受けるのは、Pixel 11に限定されるでしょう。

もう1つは、ストレージ容量の変更を伴わない、シンプルな値上げです。

Pixel 11 Pro XLとPixel 11 Pro Foldについては、開始価格が100ドル引き上げられる可能性が伝えられています。

Googleは、今回の供給混乱が「販売中のPixelスマートフォン」にも影響すると説明しています。

対象機種や価格を変更する時期は明らかにしていませんが、発売からそれほど時間がたっていないミッドレンジモデルのPixel 10aは影響を受ける可能性が高そうです。購入を検討しているのであれば、今すぐ決断した方が良さそうです。

搭載メモリは16GBから12GBへ減少か

今回のメモリ危機を分かりやすく表しているのが、Pixel 11 Proのメモリが16GBから12GBへ減らされるとのリークです。

Pixel 11シリーズでは、AIがスマホの操作を代行する「Gemini Intelligence」が目玉機能の1つになる見込みです。

一方で、Gemini Intelligenceには厳しい対応条件が設定されるとみられており、そのなかでメモリを減らすことには違和感もありました。

ただ、Googleが明らかにしたメモリ価格の急騰を踏まえると、容量を見直すことで製造コストを抑えようとしている可能性があります。

また、Barkat氏によると、GoogleはAndroidとアプリのエコシステム全体で、必要なメモリ容量を削減するための取り組みを進めています。

メモリ容量を減らしても使い勝手を損なわないよう、OSやアプリ、AIモデルの効率化を進める方針とみられます。

キャンペーンで価格上昇を補う方針

Googleは今後も、「手の届きやすい価格でプレミアムな体験を提供する」という方針を維持するとしています。

具体的には、購入キャンペーンや下取り額の増額、Google ストアポイントの付与、Google Oneの無料特典などを引き続き提供する見込みです。

Appleも最近の値上げに際して、コスト上昇の影響を可能な限り吸収してきたと説明していました。

一方、Googleはこれまでも定期的にPixelの割引キャンペーンを実施し、端末価格そのものを引き下げてきました。供給変動から消費者を守ってきた姿勢は、Googleの方が価格面で分かりやすく示してきたように感じます。

ただ、多くの購入者が求めているのは、下取りやポイントではなく、端末価格そのものの引き下げかもしれません。

下取りに出せる端末がなければ増額の恩恵は受けられず、Google ストアポイントやGoogle Oneも、必要としない人にとっては現金値引きと同じ価値にはなりません。

スマホを最安で買えた日は昨日に

スマートフォン業界では、メモリやストレージなどの部品価格を理由とした値上げが相次いでいます。

今やスマートフォンは、数時間後や数日後に販売価格が変わっても不思議ではない状況です。

「スマートフォンを最も安く買えた日は昨日」と言っても、大げさではなくなりつつあります。

新機種に強いこだわりがなく、メーカー直販での購入を考えているのであれば、現行モデルを値上げ前に購入した方が良いでしょう。

恐ろしいのは、メモリ価格の上昇が来年も続くとみられていることです。

これだけ端末価格が高額になると、一括で購入することはもちろん、単純な分割でも購入しづらく、返却を前提としたキャリアの購入プログラムや中古端末を選ばざるを得ないケースが増えていくことになりそうです。

今後、メーカーから端末を購入し、長く所有する従来の買い方は再び縮小し、月々の負担を抑えながら短期間で返却する買い方が中心になっていくのかもしれません。

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情報元:9to5Google

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