Google Pixel、残しておきたかった会話を記録する新機能「オーディオメモリー」準備中か
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Google Pixelのキラー機能である音声記録が、さらに進化するかもしれません。
AIブーム以降、スマホメーカーは録音機能に力を入れ始めていますが、かなり前からこの分野に注力していたのがGoogleでした。
Pixel 6シリーズに搭載されたレコーダーアプリは、スマホメーカーが開発するレコーダーアプリの中でも特に完成度の高いもので、筆者も当時から愛用しています。
ほかよりも明らかに優れているのは、文字起こしの精度、そしてそれがリアルタイムで行われること。さらに、文字起こしをタップするとそこから再生が始まるなど、アプリの使い勝手も優れています。
Googleはさらに音声記録を進化させ、録音ボタンを押さなくても、重要な会話を記録できる仕組みをPixelに追加しようとしているのかもしれません。
録音しておけばよかった…を防ぐ自動記録
9to5Googleがアプリを解析したところ、Android System Intelligenceの最新版に「Audio Memory」という文字列が含まれていることが明らかになりました。
この機能を有効にすることで、周囲の音楽から重要な会話まで、1日を通して耳にした内容を記録するとの説明があります。
会話の記録に関する説明はこれだけ。あとは想像でしかありませんが、Google Pixelを持っているときに周囲の会話を認識し、必要に応じて内容を文字起こししたり、要約を生成したりする機能になる可能性があります。
いつでもレコーダーアプリの録音ボタンを押せるわけではなく、「今の会話を録音しておきたかった」というありがちな後悔を解消するものになるかもしれません。
音楽の記録機能も進化
Audio Memoryには、「この曲なに?」と同じように音楽を認識する「Music recognition」も含まれているようです。
この曲なに?は、Google Pixelが周囲の音楽を聞き取り、曲名とアーティスト名をロック画面に表示する機能です。Pixelの便利機能として長く愛用されていて、最近では単独アプリとして提供されています。
さらに、ほかのアプリで再生したり聞いたりした曲の情報を音楽履歴に表示する「Music on your device」も含まれているとのこと。設定画面では、Audio Memoryが音楽を識別するために利用できるアプリを管理できるようです。
気になるプライバシーは?
気になるのはプライバシーです。
9to5Googleによると、Audio MemoryはPrivate Compute Coreを利用し、オンデバイスで処理されるとみられています。会話や音声を扱う機能である以上、端末内で処理する設計は重要なポイントです。
なお、この曲なに?では、端末内のデータベースで曲を認識できなかった場合、曲を識別するために音の特徴だけを抜き出したデータ(デジタル指紋)がGoogleに送信され、クラウド上で照合されることがあります。バックグラウンドの会話や音声がGoogleに送信されることはありません。
Audio Memoryでも同じ、あるいはそれ以上に厳重な仕組みが求められるはずです。特に、会話を自動で記録する機能になるのであれば、録音中であることを示す表示や、アプリごとの制御、記録対象の管理などが重要になります。
Pixel 11シリーズの新機能に?
これらの機能が実際に提供されるかはまだわかりません。APK解析で見つかった機能は、開発中に削除されたり、仕様が大きく変わったりすることもあります。
とはいえ、Audio Memoryという名称や説明文が実装されていることから、少なくともGoogleがPixel向けに新しい音声記録機能を開発していることはうかがえます。
今回、実装が確認されたのはPixel 10向けAndroid System Intelligenceです。Pixel 10シリーズ向けに準備されている可能性がありますが、実際にどのモデルで提供されるかはまだ不明です。
仮に将来のPixelで提供される場合、カメラバー周辺が光ると噂される「Pixel Glow」と連動し、録音中や音声認識中であることを光で知らせるような仕組みも考えられます。






















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