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アップルが開発中とされている4インチの新型モデル「iPhone SE」の発売日・発表日・特徴・価格・デザインなどの噂と最新情報をまとめています。
▼2016/03/22 4時56分 更新
アップルが「iPhone SE」を正式に発表しました。詳細はこちらの記事からどうぞ。
目次
- 1.特徴
- 2.スペック
- 2-1.ディスプレイ
- 2-2.カメラ
- 2-3.プロセッサ
- 2-4.容量
- 2-5.Touch ID(指紋認証センサ)
- 3.デザイン
- 3-1.ボディデザイン
- 3-2.サイズ
- 3-3.カラーバリエーション
- 4.発表日
- 5.発売日
- 6.価格
- 7.まとめ――iPhone 5s / 6s比較表
「iPhone SE」の特徴
「iPhone SE」は、片手操作が可能な4インチのディスプレイと、高性能なプロセッサをコンパクトなボディに搭載する新型モデルで、「SE」は、”Special Edition”(特別版)の略称とされています。
アップルが、2014年9月に発売した4.7インチの「iPhone 6」と、5.5インチの「iPhone 6 Plus」は、2年ぶり2度目の大画面化されたモデルで、発売日から3日間の販売台数が1,000万台を突破するなど、世界中でヒットを記録。
その一方で、片手操作が可能な4インチ・iPhoneの復活を望む声は多く、発売からすでに2〜3年が経過したiPhone 5 / 5c / 5sを使っている人もよく目にします。
これまで何度も噂として報じられたものの、実現することのなかった4インチモデルですが、iPhone 5s / 5c 以来、約2年半ぶりに復活することになりそうです。
「iPhone SE」の発表日
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アップルが現地時間の3月21日(火)――日本時間3月22日(水)午前2時からスペシャルイベントを開催すると正式にアナウンスしました。
昨年春のスペシャルイベントでは、「Apple Watch」と新型「Macbook(12-inch)」が発表されましたが、今年は「iPhone SE」や、9.7インチ版「iPad Pro」、Apple Watchの新しいアクセサリが発表されると報じられています。
スペシャルイベントの様子はライブ配信されることが決定しています。
「iPhone SE」の発売日
「iPhone SE」の発売日は、3月25日(金)または4月1日(金)と、噂されています。
これまで発売された全12機種のiPhoneの発売日を振り返ってみたところ、たった1機種を除いて金曜日に設定されています。さらに、「4」以降は発表から10日〜17日以内に発売されていることから3月25日または4月1日(金)が有力です。
ただ、例年と違って春の発表になることや、9.7インチ版「iPad Pro」(iPad Air3)の存在もあるため、この法則が今回も有効かは不明。
一部報道では、3月16日の発表からたった2日後の3月18日(金)に、「iPhone SE」と、9.7インチ版「iPad Pro」との同時発売と噂されていましたが、発表日がズレ込んだことにより3月25日以降になるものと思われます。
「iPhone SE」のスペック
ディスプレイ
「iPhone SE」のベースモデルになると予想されるiPhone 5sから、この2年でディスプレイの性能も大幅に向上しています。
2014年に発売されたiPhone 6 / 6 Plusでは、ディスプレイの大画面化にともない解像度が向上。コントラスト比(白と黒の明るさの比率)と視野角(画面を斜めから見た時の正確さ)もアップし、名称もRetinaディスプレイから「Retina HDディスプレイ」に変更されています。
さらに、2015年に発売されたiPhone 6s / 6s Plusには、感圧式の「3D Touch」が搭載されています。
3D Touchは、ホーム画面でアプリのアイコンを“深押し”すると、ボタンを何度も操作せずに特定の機能・画面をたった2回の操作で呼び出すことができます。
アプリ内では、未開封のメール・画像をプレビュー表示することもできるほか、LINEでは既読を付けずにメッセージを読むことができるなど、サードパーティ製のアプリにも機能が解放されています。
リークされた「iPhone SE」のディスプレイとされる画像からは、片手でカンタンに扱えるほどサイズが小さいことと、「3D Touch」の感圧センサーとされる銅板部品が搭載されていないことがわかります。
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スペシャルイベント開催直前の3月上旬には「iOS 9.3」が配信される見込みで、iOS 9.3では3D Touchの機能拡張も噂されているため、「iPhone SE」の搭載にも期待したいところですが、これまでの情報やリークされた画像からは「3D Touch」はサポートされないものと思われます。
カメラ
カメラは、従来と同じ800万画素のiSightカメラと、120万画素のFacetTimeカメラを搭載すると噂されています。
機能面では、解像度がアップしたパノラマ撮影と、動画録画の連続オートフォーカス、さらに、新機能の「Live Photos」に対応するとされています。
このほか、映画レベルのビデオ手ブレ補正や、手ブレ補正対応のタイムラプス、よりなめらかなスローモーションビデオ、4K動画撮影などの機能をiPhone 6sはサポートしていますが、「iPhone SE」に対応するかは不明。
なお、最近の噂ではiPhone 6sと同じ1,200万画素のiSightカメラを搭載するとの噂もあります。
プロセッサ
処理性能を決めるプロセッサにも、ここ2年で大きな変化がありました。
iPhone 6 / 6 Plusに搭載された「A8」プロセッサでは、A7に比べて処理性能が25%、グラフィック処理性能は50%もアップされているほか、エネルギー効率が50%向上したことで、効率良く電力を消費されるように設計されています。
iPhone 6s / 6s Plusの「A9」プロセッサは、2次キャッシュ容量のアップ(1MB→3MB)、メモリ容量(RAM)のアップ(1GB→2GB)によって、A8に比べて処理性能が70%、グラフィック処理性能が90%も向上し、デスクトップPCレベルの性能を誇ります。
「iPhone SE」に搭載されるプロセッサは、当初はA8と報じられていましたが、ここ最近では最新のA9を搭載するとされています。
ただ、小型モデルとなるため、電池持ちの関係などからスペックダウンされたA9が搭載されるかもしれません。
容量
iPhone 6s / 6s Plusの容量は、16GB/64GB/128GBのラインナップになっていますが、ベースモデルとなるiPhone 5sは16GB/32GB/64GBで発売されました。
128GBモデルを望む声も少なくないと思われますが、今のところは16GBと64GBのラインナップになると報じられています。
Touch ID(指紋認証センサー)
iPhone 5sで、初めて搭載された指紋認証センサー「Touch ID」は、iPhone 6s / 6s Plusで、認証精度と認証スピードが大幅に向上した第2世代の「Touch ID」が搭載されました。
「iPhone SE」にもTouch IDが搭載されるのは確実視されていますが、第1世代と第2世代のどちらが搭載されるかは今のところ不明となっています。
デザイン
ボディデザイン
Photo by MacRumors
「iPhone SE」のデザインは、2013年に発売された「iPhone 5s」がベースになるとの噂と、iPhone 6sがベースになるとの噂、両方が報じられています。
「iPhone 5s」のボディは、アルマイト処理が施されたアルミニウムと、ダイヤモンドカットによる面取りされた光沢エッジ、ガラス製のインレイの組み合わせが特徴的です。
一方、「iPhone 6s」のボディは、光沢エッジを廃止して、側面が丸みを帯び、曲面ガラスを採用するなど、大幅なデザイン変更が実施されています。
直近では、iPhone 5 / 5sのデザインに酷似した3Dレンダリング画像と、「iPhone SE」のプロトタイプとされるiPhone 6 / 6sに酷似した図面がリークされています。
どちらも、これまでに発売されてきたiPhoneのデザインをそのまま採用するわけではなく、曲面ガラスや円形のボリュームキー、電源キーの配置など、新旧モデルの混合デザインになるとされています。
サイズ
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「iPhone SE」のボディデザインには、iPhone 5sまたはiPhone 6sに似ているとの2つの噂がありますが、どちらもiPhone 5sとほぼ同じサイズになるとされています。
リークされた3Dレンダリングには横幅が59.8mm、薄さが7.6mmと記述されています。
iPhone 5sのサイズは、123.8×58.6×7.6mmで、横幅に若干の違いがありますが、電源ボタンが上面から側面に移動していることが関係しているものと思われます。
ただ、電源ボタンを側面に移動することによって、アップルストアで販売されてきたケースやバッテリーケースなどが全て使用できなくなることを考えると、電源ボタンの配置とサイズは変更せず、これまでに発売してきたケースの使い回しができる可能性も捨て切れません。
なお、iPhone 6sに似たデザインが描かれた図面には、123.9×58.7×7.6mmと記述されています。
カラーバリエーション
iPhone 5sのカラーバリエーションは、シルバー・スペースグレイ・ゴールドの3色展開でしたが、昨年発売されたiPhone 6s / 6s Plusでは、ローズゴールドが追加された4色展開になっています。
「iPhone SE」のカラーバリエーションについては、ゴールドはなしとの情報や、ピンクまたはローズゴールドが追加されるとの情報、直近ではシルバー・スペースグレイ・ゴールドの3色になるとも報じられています。
「iPhone SE」の価格
「iPhone SE」の価格については、情報が錯綜しており「450ドル以上、2年契約で無料」「4,000元」「500ドル、3200元」「iPhone 5sと同じ」と様々です。
ただ、「iPhone SE」の発売後にiPhone 5sは販売停止になると報じられるなど、入れ替わりのモデルになるため、「iPhone 5sと同じ」との噂は参考になるかもしれません。
現在、Apple Storeで販売されているSIMフリー版の販売価格は、16GBモデルが58,800円、32GBモデルが64,800円となっています。
また、現在は販売停止になっているキャリア版は、auとソフトバンクが6万8040円、ドコモが9万5760円。2年契約による実質支払額は、16GBが実質0円、32GBが実質10,080円または10,320円、64GBが実質20,160円または20,640円で販売されていました。
なお、1月末で実質0円が廃止となっているため、16GBモデルは実質10,000円以上になることが予想されます。
まとめ
iPhone SE | iPhone 5s | iPhone 6s | |
---|---|---|---|
デザイン | ? | ||
容量 | 16GB 64GB |
16GB 32GB 64GB |
16GB 64GB 128GB |
価格 | ¥ 58,800 ¥ 64,800 |
¥ 58,800 ¥ 64,800 |
¥ 86,800 ¥ 98,800 ¥ 110,800 |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retinaディスプレイ | Retina HD ディスプレイ |
3D Touch | ― | ― | ○ |
サイズ | 122.6×59.8×7.6mm | 123.8×58.6×7.6mm | 138.3×67.1×7.1mm |
重さ | ? | 112g | 143g |
プロセッサ | A9 | A7 | A9 |
Touch ID | ○ 第?世代 |
○ 第1世代 |
○ 第2世代 |
iSight カメラ |
8メガピクセル | 8メガピクセル | 12メガピクセル |
FaceTime カメラ |
1.2メガピクセル | 1.2メガピクセル | 5メガピクセル |
LivePhotos | ○ | ― | ○ |
パノラマ | 最大?メガピクセル | 最大28メガピクセル | 最大63メガピクセル |
ビデオ撮影 | 連続オートフォーカスビデオ | ― | 連続オートフォーカスビデオ |
カラーバリエーション | シルバー スペースグレイ ゴールド |
シルバー スペースグレイ ゴールド |
シルバー スペースグレイ ゴールド ローズゴールド |
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