LINEがLINE Conference 207で内閣府が提供するマイナポータルとの連携を発表した。連携サービスは今年から提供される。
LINEがマイナポータルの窓口に
マイナポータルは政府が中心運営するオンラインサービス。マイナンバーカードを用いてアカウントを作成すると、オンライン上で行政期間が持つ自分の情報を確認したり、行政からのお知らせを受け取れるほか、全国の行政サービスを検索して電子申請できる。
今回の連携でLINEでは、マイナポータルのLINE公式アカウント「マイナちゃん」とのカンタンなメッセージのやりとりでマイナンバーや氏名などの個人情報を用いることなく、自宅の住所や職場の住所を入力するなどして全国の行政サービスが横断的に検索できる。希望のサービスを見つけるとLINEにリンクが表示されるためリンクをタップすると、マイナポータルのウェブサイト上に移動して各種行政サービスの電子申請ができる。
カンファレンスに登壇した高市早苗 内閣府特命担当大臣は今年からPCで電子申請ができる予定だったが、よりカンタンに気軽に使えるスマホに対応することで行政の窓口を身近なものにしたいとした。なお、マイナポータルとLINEの連携に関して事前報道されると、セキュリティについて懸念する声が上がったが、電子申請はマイナポータル上で行うため、LINEがマイナンバーなど個人情報を取得することはない。LINE上でできるのは行政サービスの検索や自治体からの通知などユーザーへの発信部分のみを手がける。
マイナポータルとLINEとの連携は2017年中に開始する予定だ。
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