OpenAI初のハードウェアはまさかのCodex専用キーボード。送料込み4.6万円、クリッキーは完売
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

OpenAIは、元Appleのデザイン責任者であるJony Ive氏と共同で、一般消費者向けのAIデバイスを開発しています。
そうした中で登場した「Codex Micro」は、そのプロジェクトとは別ラインの製品です。コーディングプラットフォーム「Codex」と組み合わせて、複数のチャットや作業の進行状況を確認し、手元から操作するための専用コントローラーです。
価格は230ドル。日本向けの注文画面では37,900円と表示され、送料を含む合計額は46,852円でした。クリッキースイッチ版は在庫切れ。静音スイッチ版も一時はカートエラーが表示されていましたが、記事執筆時点では注文可能です。
Codexの作業状況を5色で確認
上部に並ぶ6つの半透明な「Agent Key」には、Codexで進めているチャットや作業を割り当てられます。
各キーは作業状況に応じてリアルタイムで点灯し、対応するチャットへ素早く切り替えられます。
別の作業を進めながら処理の完了を待っている場合でも、どの作業が進行中で、どこに対応が必要なのかを手元で把握できます。Codexアプリに切り替えなくても、複数の作業状況を確認できるのが大きな特徴です。





承認や音声入力をキーから操作
下部に並ぶ6つのコマンドキーでは、変更の承認と却下、プッシュトゥトーク(音声入力)、新しいチャットの開始といった操作を実行できます。
Codexでは、生成されたコードの変更内容を確認して承認したり、追加の指示を送ったりする場面があります。Codex Microを使えば、画面上のボタンをマウスで探すことなく、よく使う操作を専用キーから呼び出せます。
右側のタッチセンサーをスワイプすると、6つの操作レイヤーを切り替えられます。レイヤーごとに異なるショートカットを設定することで、限られた物理キーを実質的に増やせる仕組みです。



ジョイスティックには、プルリクエストのレビュー、エラーのデバッグ、コードのリファクタリングなど、よく使うCodexのワークフローを割り当てられます。
上下左右の4方向に異なる操作を登録できるため、メニューを開いたり、チャットに指示を入力したりすることなく、ジョイスティックを倒すだけで呼び出せます。
ダイヤルは、Codexの推論レベルを調整するためのものです。シンプルなタスクでは素早い処理を優先し、複雑な作業ではダイヤルを回して、より深い推論へ切り替えられます。
Work LouderのCreator Microによく似た構成
Codex Microを共同開発したWork Louderは、プログラマーやデザイナー向けのキーボードやマクロパッドを手がけるメーカーです。
Codex Microは、正方形のポリカーボネートとアルミニウム製筐体に、12個のキーに、押し込み操作に対応したダイヤル、タッチセンサー、2軸ジョイスティックを搭載。外観や操作部の構成は、Work Louderが販売する「Creator Micro 2」とよく似ています。
接続方法はBluetoothとUSB-Cで、MacとWindowsに対応します。ChatGPTのデスクトップアプリとWork Louder Inputから、キーや操作内容をカスタマイズできます。
Codexのアイコンが描かれた32個のカスタムキーキャップと、11個の単色キーキャップも付属します。
価格は一般的なメカニカルキーボードを上回りますが、数量限定ということもあり、クリッキースイッチ版はすでに売り切れています。OpenAIが追加販売を行うかは明らかになっていません。
Jony Ive氏と開発するAIデバイスとの関係は
Codex Microと、年内の発表が示唆されているAIデバイスに直接的な関係はなさそうです。ただし、AIエージェントの状態をユーザーへ伝える仕組みには、共通する考え方が見えてきます。
OpenAIがJony Ive氏と共同開発しているデバイスは、画面を持たず、音声を中心にChatGPTを利用するスマートスピーカーのような製品になると報じられています。
Codex Microでは、ユーザーの承認が必要になるとキーがオレンジ色に点灯し、物理キーから対応できます。スマートスピーカーにもステータスリングなどが搭載されれば、エージェントの進行状況や、ユーザーの対応が必要なことを視覚的に知らせられるはずです。
例えば、Codexから承認を求められた際に、キーボードやマウスから手を離さず、そのまま音声で回答するといった使い方も考えられます。










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