
AIの進化によってスマホを始めとしたデジタルデバイスの言語認識力が飛躍的に向上しています。
iOS 18では、Apple Intelligenceにより、Siriが言い間違いも正確に聞き取れるようになり、より自然な会話が可能に。また、写真アプリでは、自然言語と具体的なワードによる写真と動画の検索も可能になりました。
Bloombergのレポートによると、Appleは対面での会話時に使えるリアルタイム翻訳機能をAirPodsに追加することを計画しているようです。
AirPodsのリアルタイム翻訳で会話がよりスムーズに
iOS 19では、AirPodsを装着しながら英語で話しかけると、その翻訳がiPhoneのスピーカーから再生され、相手の言葉は英語に音声翻訳されてAirPodsで聞けるようです。
すでにiPhoneの翻訳アプリで同様のことは可能ですが、AirPodsが対応することで、よりスムーズなやり取りが期待できます。この翻訳機能は、今年発売が予想されるAirPods Pro 3だけではなく、既存のAirPodsシリーズにもアップデートで提供されるようです。
ワイヤレスイヤホンを介したライブ翻訳機能はGoogleが8年前も前に発売したPixel Budsシリーズで実現済み。
Pixel Budsでは、「OK Google、英語での会話を手伝って」と話しかけることでGoogle翻訳アプリが起動。イヤホンを長押ししながら話し、イヤホンから手を離すとスマホが翻訳結果を音声で読み上げます。
相手が話す際はGoogle翻訳アプリのマイクアイコンをタップして話すと、Pixel Budsから翻訳された音声が流れます。
AirPodsもPixel Budsも、スマートフォンが処理した翻訳結果を伝えているに過ぎません。それにも関わらず、Appleがこの機能を提供するまでに時間がかかったのは、Apple Intelligenceによる言語認識の向上が背景にあると考えられます。
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