Googleが「消しゴムマジック」を含む最新AIを活用した強力な写真と動画の編集機能を5月15日から無料化すると発表しました。
消しゴムマジックは2021年発売のPixel 6シリーズで導入され、日本では“消しゴムマジックで消してやるのさ”でおなじみの機能です。
当初はGoogle Pixelデバイスの独占機能でしたが、昨年から有料プランのGoogle Oneを契約していれば、Google Pixel以外のAndroidデバイスとiPhoneでも利用可能に。今回のアップデートによって無料ユーザーでも利用可能になります。
編集マジックはPixel 8の独占廃止
今回、Googleが無料化する機能で最も有名なのは消しゴムマジックですが、ほかにも過去に撮影した写真も含めてピンボケや手ブレを補正するボケ補正、被写体を背景を分離した3Dのような写真が作成できるシネマティックフォトなどが利用できます。
- 消しゴムマジック
- ボケ補正
- 空
- カラーポップ
- HDRエフェクト
- ポートレートのぼかし
- ポートレートライト
- ライトの追加/ライトバランスを調整
- シネマティックフォト
- コラージュで利用できるスタイル
- 動画の効果機能
GoogleはPixel Tabletを含むより多くのデバイスでこれらの機能を利用可能になるとも案内しています。対応機種はChromeOS 118以降にアップデートしたChromebook Plus、3GB以上のメモリを搭載するAndroid 8.0またはiOS 15以上のデバイスとのこと。
さらに、強力な生成AIを活用した「マジック編集」はPixel 8シリーズの独占を廃止し、ほかのGoogle Pixelデバイスで利用可能になります。
マジック編集は消しゴムマジックと同じように写真から不要なものを消すことができますが、サーバ上の強力な生成AIを使用することで消したところにあるべきものを作り出してより自然に仕上げたり、強調したい人やモノを拡大したり、縮小することも可能。空の色を変えたり、曇り空を晴天にすることもできます。
さらに、月に10回までならすべてのAndroidデバイスとiPhoneでもマジック編集を利用できます。2TB以上のGoogle Oneを契約するか、Google Pixelを購入すれば10回を超える編集も可能とのこと。
マジック編集を利用するには64ビットのチップセットと4GB以上のメモリ、Android 8.0以降を搭載したデバイスである必要があります。
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