iOS 27、写真アプリに3つのAI編集機能追加?Apple Intelligenceでも挽回力示せるか
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

AppleがApple Intelligenceを活用して写真アプリの編集機能を大幅に刷新すると伝えられています。
これまでAppleが提供していたAI編集機能は、Google Pixelの「消しゴムマジック」のように、写真から邪魔なものを消せる「クリーンアップ」のみでした。
今年秋に提供される見込みのiOS 27では、写真アプリで画像を編集する際に「Apple Intelligenceツール」といった項目が追加され、「Extend」「Enhance」「Reframe」の3つの新機能が使えるようになると報じられています。
オンデバイスAIを活用した写真編集
Extendは、写真に写っていない部分をAIで生成する機能です。写真の端を広げるように操作すると、元のフレーム外にあるはずの風景や背景をAIが補完します。また、どれだけ、どの方向に追加するかを調整できるそうです。
Google Pixelの「オートフレーム」に近い機能で、被写体や建物が少し見切れていたり、もう少し引きの構図にしたかったりするときに役立ちそうです。頻繁に利用する機能ではありませんが、Apple Intelligenceをアピールするための機能としては効果的なはずです。


Enhanceは、AIを活用して色や明るさなど、画像のパラメータを自動で調整する機能です。現在の写真アプリにも自動補正は用意されていますが、Apple Intelligenceを活用することで、被写体やシーンに合わせたより自然な補正が可能になるのかもしれません。
現行の自動補正と仕上がりに明確な違いが出るのか注目されるでしょう。
Reframeは、空間写真で使用する機能です。撮影後に画像の視点を変更できるようで、例えば、車の写真を正面から見た構図から、側面がより強調されるように調整できると伝えられています。
一方で、開発は順調ではないようです。特にExtendとReframeは社内テストで安定して動作していないとされており、Appleは基盤となるモデルの改善状況次第で、提供を延期したり、機能を縮小したりする可能性があると伝えられています。
AIでも求められるAppleらしい挽回力
Appleはこれまで、機能の提供や製品の開発が遅れても、完成度の高さで一気に挽回してきましたただ、AIにおいては、まだその安心感を十分に示せているとは言えません。
Apple Intelligenceの発表からすでに約2年が経過し、機能の提供にも遅れが出ていることを考えると、単に使えるようになっただけでは物足りません。待たされたぶん、納得できる品質まで仕上げられるかが問われます。
今回報じられた3つの新機能だけでなく、すでに提供されているクリーンアップ機能についても品質の向上が求められます。不要なものを消すだけならそれなりに使えるものの、消した部分の背景を自然に補う処理では、SamsungやGoogleが提供する同等のAI編集機能と比べて、まだ改善の余地があります。



Apple Intelligenceを活用した新しい写真編集機能は、現地時間6月8日に開催されるWWDCで発表される見込みです。iOS 27、iPadOS 27、macOS 27の写真アプリで利用できると伝えられています。
また、iOS 27では、Siriの大幅な機能改善も行われると伝えられています。Apple Intelligenceは発表時の期待に対して物足りなさを指摘されることもありましたが、写真編集とSiriの強化によって、AIの遅れをどこまで取り戻せるのか注目されます。



















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