2026/08/19 13:37

フードデリバリー「menu」が9月30日で終了。Pontaパス特典やmenu passも終了へ

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Y.Sakakura

フードデリバリー「menu」が9月30日で終了。Pontaパス特典やmenu passも終了へ

KDDIがフードデリバリーサービス「menu」の提供を終了し、menu株式会社についても解散および清算することを決定したと発表しました。

KDDIはレアゾンと共同運営体制のもと事業拡大に取り組んでいましたが、フードデリバリー市場を取り巻く競争環境の変化や今後の事業見通しを総合的に検討した結果、経営資源の最適配分の観点からサービスを終了する判断に至ったとしています。

サービス終了に伴うユーザーや加盟店、配送員への各種対応、その後の解散・清算手続はレアゾンが保有するmenuの全株式をKDDIが取得し、完全子会社化した上で手続を進める方針としています。

Pontaパス特典やmenu passも終了

サービス終了に伴い、Pontaパスの配達料無料特典やクーポンも9月30日で終了します。

有効期限が10月1日以降のクーポンについても、9月30日のサービス終了をもって利用できなくなります。

サブスクリプションサービスの「menuスマートパス」と「menu pass」は9月1日以降、自動更新を停止。8月31日までに開始した契約は、1カ月間の契約期間が満了した時点で順次終了します。

また、オンラインクレーンゲーム「たこやきパーティー」も9月30日で終了予定。保有しているチケットやコインの利用、獲得景品の発送手続きも同日までに行う必要があります。

返金については原則として配達完了後の注文キャンセルは受け付けませんが、欠品などmenu側が必要と判断した場合に限り、注文の全部または一部のキャンセル対応を10月7日23時59分まで受け付るとしています。

競争激化と厳しい業績

今後は8月31日にKDDIが株式取得を完了し、9月30日にサービスを終了する予定。その後、menuの解散および清算を行うとしています。

menuは2019年4月にテイクアウトサービスとしてスタートし、2020年4月にフードデリバリーへ本格参入しました。

2021年にはKDDIと資本業務提携を開始し、2023年にはKDDIが50.6%、レアゾンが49.4%を出資する合弁会社となり、au PAYやauスマートパスプレミアムなどKDDIのサービスとの連携を強化してきました。

一方、過去の決算公告では数十億円規模の純損失を計上しています。

フードデリバリー市場はコロナ禍以前から出前館やUber Eatsなどがサービスを展開していましたが、外食が難しくなったコロナ禍をきっかけに一気に利用が拡大しました。

その後はコロナ禍での急成長が一服する一方、Uber Eatsや出前館など大手とのシェア争いが激化。

近年では「送料無料」や店頭と同じ価格で注文できる「お店価格」を打ち出すサービスも増えるなど価格競争も強まっています。

こうした競争が続くなか、menuは2026年1月期に約38億円の純損失を計上し、約37億円の債務超過となるなど、厳しい業績が続いていました。menuはサービス終了について「昨今の事業環境の変化に伴い、今後の持続的なサービス提供が困難であると判断した」と説明しています。

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