NBA、全試合見られるリーパスの購入方法を案内。9月3日契約開始 料金まだ不明
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2025年7月31日で「NBA Rakuten」のサービスが終了しました。
Amazonが11年間にわたる長期契約を結び、プライムビデオで配信されることが決まっています。
ただし、具体的な視聴方法や全試合を見るために必要なリーグパスの料金、日本語の実況および解説、視聴中のコメント欄、コミュニティ機能、ハイライトなどを配信していたYouTubeチャンネルの運営など多くのことが不明なままです。
そうしたなかでNBAがプライムビデオで配信する試合の詳細やリーグパスのプラン概要を発表しました。
プライムビデオではシーズン66試合を独占配信
NBA Rakutenは、全試合の放映権を取得していたことから、プランを契約または無料視聴の特典が付いてくる楽天モバイルを契約すれば、すべての試合を視聴できました。
一方、プライムビデオの配信はかなり複雑です。
まず独占配信としてレギュラーシーズン66試合に加えて、開幕週の2試合、ブラックフライデーNBAゲーム、エミレーツNBAカップのノックアウトラウンドから全試合が配信されます。
さらに、11年間のうち6年間はプレイイントーナメントとプレイオフのファーストラウンドとセカンドラウンド、カンファレンスファイナルの全試合も独占配信されます。
かなり変則的な放映権となっていることから、何を見れるのか、何を見れないのかストレスになりそうです。
さらに、試合数が1チーム80試合を超えることを考えれば、66試合+αではまったく足りません。特に特定チームのファンはストレスが溜まるでしょう。
これからNBAを見始める人に優しい料金
試合数が減ったことで料金は優しい設定になりました。
プライム会員なら追加費用なし。プライム会員以外も、プライムビデオのみを契約すれば同じように視聴できます。
プライムビデオの料金は一般会員が月額600円または年額5,900円、学生が月額300円または年額2,950円になります。
NBA Rakutenは月額1,078円から契約できる楽天モバイルに加入すれば、追加費用なしで全試合視聴できたことを考えると、料金が大幅に下がったことで契約しやすくなったものの、試合数が大幅に減った形です。
全試合を視聴するにはNBAリーグパスの契約が必要
これまでどおり全試合を視聴したい場合は、NBAリーグパス(リーパス)に加入する必要があります。
プランは月間プランとシーズンプランの2種類となることをNBAが発表しました。NBA.com、NBA公式アプリ、Fire TV、Amazonプライムビデオチャンネルで2025年9月3日から購入できます。
最も気になる料金は不明。お気に入りのチームを全試合割安で見られるチームパスや、試合ごとに購入できるシングルチケットの案内もありません。
詳細についてはシーズン開始が近づいたら改めて確認するよう呼びかけています。
現時点で公式アプリでプランを契約できるものの、視聴できるとまでは書かれていませんが、おそらく見れるはずです。
公式アプリで視聴できるようになれば、iOSのライブアクティビティに対応するため、iPhoneのダイナミックアイランドやロック画面に試合の途中経過を表示することも可能になります。