NBAが新放映権を発表。Amazonプライムビデオで66試合配信へ 日本と楽天に影響あり?
NBAが2025-26シーズン以降、11年間にわたる新たな放映権に関する発表を行いました。
そのなかでAmazonのサブスクリプションサービス「Amazonプライムビデオ」でレギュラーシーズン66試合を配信すると案内されています。
配信対象国にはアメリカだけでなく海外も含まれています。中国/ポーランド/フィンランド/スウェーデン/ノルウェー/デンマーク/オランダを除く全世界(2026-27シーズンからカナダも加わる)が対象であることから、日本にも新たな放映権の影響が及ぶ可能性があります。
全試合視聴は複数のサブスク契約が必要に?
Amazonプライムビデオで配信される66試合には、開幕週のダブルヘッダーゲームやエミレーツNBAカップ(インシーズントーナメント)のセミファイナルおよびファイナルを含むノックアウトラウンド全ゲームが含まれるとのこと。
また、メキシコ、ブラジル、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、イギリス、アイルランドなど一部地域には、拡大パッケージが提供され、66試合+最低20試合のレギュラーシーズンのゲームとカンファレンスファイナルシリーズ、NBAファイナルも視聴できます(11年間のうち6年間)。
多くの人が契約するAmazonプライムおよびAmazonプライムビデオで視聴できるのは一見良いことのように思えます。
ただ、1チームがレギュラーシーズンで全82試合を戦うNBAにおいて66試合の配信はかなり少ないです。また、プレイオフを視聴するには拡大パッケージの契約が必要になりますが、日本では提供されないようです。
楽天が独占放映権を取得して全試合をNBA Rakutenで配信しつつ、楽天とサブライセンス契約したWOWOWが一部試合を配信するのと同じ形で、Amazonプライムビデオでも66試合が配信されるのであれば、歓迎したいところですが、66試合は独占配信と書かれているため、NBA RakutenでもWOWOWでも視聴できない可能性があります。
つまり、全試合を視聴するにはNBA RakutenとAmazonプライムビデオを契約するなど、複数のサブスクを契約しなければいけない可能性があるということ。契約はもちろん視聴も面倒になります。
プライムビデオはNBAリーグパスの配信も行うと発表しています。おそらく66試合では物足りない人、拡大パッケージでも足りない人/提供されない地域では、チャンネルストアからNBAリーグパスに加入してくださいということなのかもしれません。
プライムビデオのチャンネルストアでは、他社のサブスクを契約して視聴できるコンテンツを増やすことができます。
ただ、NBAリーグパスにおいても全米放送や地元放送など優先契約がある場合は、試合が配信されないなどの制約があったはずで今よりも視聴環境が改悪されることになります。
現時点でアマゾンジャパンやNBA Rakutenからは案内がない上に、新たな放映権がスタートするまで1年あるため、なんとか楽天には引き続き交渉を続けて日本で放映権を独占取得して欲しいところ。楽天が独占的な放映権を手放せば、NBA JAPAN GAMESのようなビッグイベントも開催されなくなる可能性があります。
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