楽天モバイルが自社回線(楽天回線)のサービスエリア拡大に伴い、新たな都道府県にてパートナー回線を楽天回線によるサービスに切り替えると案内しています。
楽天回線への切り替えは2020年4月1日より開始。最初に切り替えがスタートしたのは東京都で、これまでに39都道府県で切り替えが実施されています。
2022年4月1日から新たに岩手県、山形県、山梨県、和歌山県、島根県、高知県、長崎県、鹿児島県の8県でも順次切り替えが開始され、全国で楽天回線エリアへの切り替えが始まることになります。
回線切り替えで電波がつながりづらい場合も
楽天モバイルでは、ゼロから基地局の整備を開始する必要があったため、楽天回線に繋がらないところでは、auのネットワークにローミング接続することでサービスを利用できます。
ローミング接続にあたってKDDIへの多額の費用が発生しており、大きな赤字を計上している楽天モバイルにとっては、できるだけ早く多くの地域で楽天回線に切り替えることで収益性を改善する必要がありました。
しかしながら、あまりに早く切り替えてしまえば、対応エリアが大幅に縮小してしまうため、楽天モバイルでは、原則として楽天回線の人口カバー率が70%に到達した都道府県において、パートナー回線の提供を原則終了すると案内しています。
この方針に従って、2022年4月1日から新たに岩手県、山形県、山梨県、和歌山県、島根県、高知県、長崎県、鹿児島県の8県でも楽天回線への切り替えが順次スタートします。
楽天は回線の切り替えにあたって「電波がつながりづらいなどのご不便が生じた場合、大変お手数ですがお問い合わせ先にご連絡いただけますようよろしくお願い申し上げます。楽天モバイルをご利用の際、個別に状況を調査したうえで、スマートフォンの一時貸し出しなど、早急に対応をさせていただきます」と説明。影響の出る可能性があるエリアに住んでいるユーザーに対しては、2022年4月初旬頃より案内を開始するも説明しています。
なお、地下鉄や地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等といった人が集中して利用が多く、電波が入りづらい一部地域については、切り替え後もパートナー回線を提供しているエリアがあります。
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