9月30日、楽天モバイルがオンラインでプレスカンファレンスを開催し、新料金プラン「RAKUTEN UN-LIMIT V」を発表した。今日からスタートする。
今年4月に開始した4Gサービス「RAKUTEN UN-LIMIT」をアップグレードしたプランで5Gだけでなく4Gサービスも利用可能。月額料金は2,980円で自社回線ではデータ無制限。1年間無料キャンペーンも継続する。
他社よりも71%も安い楽天の5G
月額2,980円で提供する「RAKUTEN UN-LIMIT V」はドコモ、au、ソフトバンクの5Gプラン+かけ放題と比較して71%も安く、家族4人で4年間利用すると他社と比べて100万円以上お得とのこと。
これまでの携帯ネットワークは、特定の専用ハードウェアに依存していたのに対して楽天モバイルは仮想化技術によってソフトウェアとハードウェアを分離し、ネットワークを汎用ハードウェアで構成するなど、モバイルネットワークの構築において設備投資やコストを大幅に削減したことから低料金での5Gサービスが実現できたという。
楽天 | ドコモ | au | ソフトバンク | |
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プラン | RAKUTEN UN-LIMIT V | 5Gギガホ | データMAX 5G | メリハリプラン |
データ容量 | 無制限 (楽天回線エリアのみ) | 無制限 | 無制限 | 50GB+動画SNS使い放題 |
料金 | 2,980円 | 7,650円 | 8,650円 | 8,480円 |
5G対応エリアはごく一部からスタート
料金が魅力的な一方で5Gの対応エリアは非常に狭い。
9月30日時点で東京都、神奈川県、埼玉県、北海道、大阪府、兵庫県の一部地域でスタートするというが、一部地域ではなく一部箇所という表現が正しい状態だ。
4Gサービスでは楽天回線エリア外に移動するとローミングによってauの回線に繋がっていたことから全国で利用できたが、5Gの基地局整備は他社もゼロスタートで始まっていることから現時点でローミングの話はないとのこと。また将来的にローミングすることもないと説明した。つまり、5Gのネットワークは楽天の基地局だけで提供することになる。
今後のエリア拡大については2021年3月までに全都道府県で5Gサービスを開始する予定。2021年第2四半期には高速大容量、超低遅延、多接続など5Gの真の力が発揮できるとなるスタンドアロン方式がスタートする。
- 北海道
- 札幌市白石区南郷通15丁目南付近
- 埼玉県
- さいたま市大宮区桜木町1丁目付近
- さいたま市中央区新都心付近
- 東京都
- 世田谷区瀬田1丁目〜4丁目付近
- 世田谷区上野毛1丁目〜4丁目付近
- 世田谷区玉川1丁目、2丁目付近
- 世田谷区中町1丁目付近
- 世田谷区野毛2丁目〜3丁目付近
- 板橋区板橋3丁目付近
- 神奈川県
- 横浜市西区浅間台付近
- 大阪府
- 大阪市北区堂山町付近
- 大阪市北区曾根崎1丁目付近
- 兵庫県
- 神戸市兵庫区御崎町1丁目付近
サービス開始時の通信速度は受信時最大約870Mbps、送信時最大約110Mbpsで、11月中には受信時最大約2.8Gbps、送信時最大約275Mbpsまで引き上げられるとのこと。5Gを体感・体験できるようなサービスは発表されなかった。
5G対応製品は2機種。楽天独自スマホも
5G対応製品はすでに発売されている「AQUOS R5G」と今日発表されたばかりの「Rakuten BIG」の2機種。
すでにRAKUTEN UN-LIMITを契約している場合は10月12日〜11月30日で順次自動アップグレードされる。すぐに利用したい場合はきょうからmy楽天モバイルで手続きが可能。新規契約はすでにウェブおよび店舗にて加入手続きができる。