iPhoneのバッテリー劣化による性能低下問題についてAppleは謝罪し、2018年12月までバッテリーの交換費用を減額しているが、ユーザーの怒りは収まることなく複数の訴訟問題に発展している。
Appleは問題を沈下させるため、バッテリー劣化による性能低下をオフにできる機能を提供するようだ。
性能低下機能をオフできるオプション、3月にも正式提供へ
Appleのティム・クックCEOがABC NEWSのインタビュー内で来月にも新機能を含むベータ版のアップデートを提供すると明らかにした。The Vergeによれば、ベータ版は2月上旬に配信され、3月には正式提供されるようだ。
また、問題の発覚後、バッテリー交換費用の値下げすると共に劣化によってiPhoneの性能が低下していることがわかる新機能を2018年初頭にも提供すると発表していたが、さらにバッテリー劣化による性能低下をオフにできる機能を提供することも明言した。
2016年後期、iPhoneの電源が突然切れる事象が発生したことでAppleは多くのユーザーから改善するよう求められた。システムの強制終了はバッテリーの劣化を起因とするデバイス保護によるもので正常動作だが、強制シャットダウンを防ぐため性能を低下させるアップデートを配信して問題を解決した。
Appleはこれらの経緯や理由を明かさないままアップデートを提供したものの、1年近く経過した時にバッテリーの交換前後でベンチマークスコアが大きく変化したことに一部ユーザーが気づいて大きな問題に発展した。
なお、バッテリー劣化による性能低下機能は、iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plusが対象となっているが、Appleは今後も対象機種を拡大すると発表している。
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