「Android Wear 2.0」が正式発表。19機種にアップデート配信、Sony SmartWatchなど対象外に
Googleが、「Android Wear 2.0」を正式発表しました。アップデートは順次配信され、今後数週間のうちに全19機種に適用される予定です。
当記事ではAndroid Wear 2.0の新機能、アップデート予定機種をまとめています。
Android Wear 2.0の新機能
ウォッチフェイス
Android Wear 2.0の新しいウォッチフェイスでは、アプリで管理しているスケジュールやワークアウトの進捗状況などを表示できるほか、アプリを操作することも可能です。
例えば、Uberを利用している場合はウォッチフェイスを操作してハイヤーを呼んだり、ワークアウトアプリではタップするだけでトレーニングをスタートすることも可能になります。
また、ウォッチフェイスはスワイプ操作でカンタンに変更できるため、仕事用・プライベート用・ジム用など用途に応じて使い分けることもできます。
ワークアウト
Android Wear 2.0ではワークアウトも強化されています。
スマートウォッチを身に着けた状態でウォーキングやランニング、サイクリングを行うと、運動ペースや距離、消費カロリー、心拍数をGoogle Fitが自動で計測できます。
また、腕立て伏せ、腹筋、スクワットなど筋力トレーニングの回数(レップ数)も計測できるほか、3G/4Gに接続された状態のスマートウォッチとワークアウトを行う場合、通話やメッセージに応答したり、Google Playミュージックで音楽をストリーミングで楽しむことも可能になります。
新しいアプリの使い方
Android Wear 2.0では、Google Playストアからスマートウォッチにアプリを直接ダウンロードすることができるほか、スマートウォッチが3G/4Gに接続されている場合はペアリングされたスマートフォンがなくても通話など通信に依存する機能も単独で利用することが可能になります。
スタンドアロンに対応するアプリのリストは、AccuWeather、Android Pay、Bring!、Foursquare、Google Fit、Google Messenger、Google Play Music、Lifesum、Robinhood、Runkeeper、Runtastic、Strava、Telegram、Uberなど。
新しいメッセージの返信機能
Android Wear 2.0でメッセージを受け取ったら、キーボードを使って文字を入力するか、手書き入力または絵文字を描いて返信することができます。さらに、AI搭載のGoogleアシスタントによってメッセージを認識して自動生成された返信候補をそのまま返信することもできます。
対応アプリはFacebookメッセンジャー、Glide、Googleメッセンジャー、ハングアウト、Telegram、WhatsAppなど
AI搭載の音声アシスタント「Google Assistant」に対応
Android Wear 2.0では「Google Assistant」が利用できます。
電源ボタンを押すか「Ok Google」と話しかけると、オンになり、続けて今日の天気を聞いて傘を持っていくか決めたり、レストランの予約も取ることができます。
ただ、配信当初は英語、ドイツ語のみ対応しており、順次拡大される予定です。
Android Wear 2.0のアップデート予定機種
Android Wear 2.0のアップデートが提供されるスマートウォッチは以下の19機種。ASUS ZenWatchやLG G Watch、Samsung Gear Live、Moto 360、Sony Smartwatchなどはアップデートリストから外れました。
- ASUS ZenWatch 2
- ASUS ZenWatch 3
- LG Watch R
- LG Watch Urbane
- LG Watch Urbane 2nd Edition LTE
- Huawei Watch
- Moto 360 2nd Gen
- Moto 360 for Women
- Moto 360 Sport
- Casio Smart Outdoor Watch
- Casio PRO TREK Smart
- Fossil Q Founder
- Fossil Q Marshal
- Fossil Q Wander
- Michael Kors Access Smartwatches
- New Balance RunIQ
- Nixon Mission
- Polar M600
- TAG Heuer Connected
Android Wear 2.0搭載の新製品「LG Watch Sport」と「LG Watch Style」
LG Watch Style
「LG Watch Style」は、薄く軽いボディとクラシックなデザインが特徴のスマートウォッチ。シルバー、ローズゴールド、チタニウムの3種類がラインナップされます。
バンドは18mmのレザーまたはシリコン製の「MODE Watch Band」で、好みに合わせてワンタッチでカンタンに交換できます。
本体右に備えられたパワーボタンを回転させることでApple Watchのデジタルクラウンのように画面をスクロールしたり、アプリランチャーを起動したり、Google Assitantを起動することができます。
価格はシルバーとチタニウムが249.99ドル、ローズゴールドが279.99ドルで販売されます。
LG Watch Sport
「LG Watch Sport」は、Android Wearで最もパワフルなスマートウォッチ。チタニウムとダークブルーの2色展開でバンドには高品質のエラストマーを採用しています。
ボディにはNFCが内蔵され、Android Payと連携して決済ができるほか、ワークアウトやナビに活用できるGPS、ワークアウト時に心拍数を計測するセンサーを内蔵。さらに、3G/4Gが利用できる通信機能も備えます。
ボディにはGoogle FitとAndroid Payの専用ボタンと、お気に入りのアプリを起動できる回転する電源ボタンが搭載されます。価格は349ドル。
日本発売未定
両機種ともに発売地域はアメリカ、カナダ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、韓国、台湾、アラブ首長国連邦、イギリスで残念ながら日本は含まれていません。
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