グーグルが提供するスマートウォッチ向けのOS「Android Wear」がiOSに正式対応しました。すでにApp Storeにて専用アプリが公開されています。
Android WearがiOSに対応。今後発売されるすべてのAndroid Wearで利用可能に
iPhoneとAndroid Wearを搭載するスマートウォッチを接続すると、iPhoneに届いたすべての通知やGoogle Nowに表示される交通情報や天気、フライト状況などを手首で確認することが可能。その他にも「OK Google」で始まる音声コマンドやGmailへの返信が利用できます。
App Storeで公開されているAndroid Wearアプリは、iPhoneとAndroid Wearを接続するために必要となり、スマートウォッチに表示する通知を選択することも可能です。
Android Wearアプリの対応機種は、iOS 8.2以降のiPhone 5 / 5c / 5s / 6 / 6 Plusの5機種。スマートウォッチ側もiOS向けのAndroid Wearアプリに対応する必要がありますが、今のところLG Watch Urbaneのみと案内しています。
グーグルは今後発売されるすべてのAndroid WearがiPhoneで利用可能になると案内しています。
試しに「LG G Watch R」とiPhoneを接続してみたところペアリングが無事完了。さらに、通知なども問題なく表示されました。ただ、Google Playストアで配布されているパックマンなどサードパーティ製のウォッチフェイスは利用できませんでした。
Apple Watchより安価な「Android Wear」がiPhoneに対応
アップルは今年4月に「Apple Watch」を発売しましたが、価格は4万2800円〜と高額になっています。一方でAndroid Wearの価格は、2万円〜3万円とライトな価格で販売されているモデルも多数存在するため、一気に手が届きやすくなります。
Apple Watchの不満点としてよく聞くのは、ディスプレイが常時オフのため、時間を瞬時に確認できないとの声です。その一方、Android Wearはディスプレイが常時オンのため、通常の時計のようにラグなしで確認することができるなど、時計本来の利便性も兼ね備えています。
両方、使用経験がある自分としては、スポーツをするなど健康管理を重視したいという人は「Apple Watch」、通知・時計重視という人は「Android Wear」という印象です。
2015/09/01 06:15 更新
初出時、将来的にすべてのAndroid Wearで利用可能と記述していましたが、正しくはLG Watch Urbanを含む今後発売されるAndroid Wearで利用可能でした。お詫びして訂正いたします。
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