au Starlink Direct、圏外のテキスト緊急通報に対応。衛星とスマホの直接通信で競争始まる

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2026/04/23 12:51
au Starlink Direct、圏外のテキスト緊急通報に対応。衛星とスマホの直接通信で競争始まる

KDDIが、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」において、テキストによる緊急通報サービスを発表しました。

au Starlink Directは、対応するiPhoneやAndroidスマートフォンであれば、地上の基地局の電波が届かない圏外でも、空が見える場所で通信できます。

これまでは音声通話に対応しておらず、110番や119番といった緊急通報は利用できませんでしたが、今後は対応アプリからテキストで緊急通報できるようになります。

圏外でもテキストで緊急通報、24時間365日対応の専用センターを開設

テキストによる緊急通報の提供にあわせて、圏外から送信されたSOS情報を24時間365日体制で受信する「au Starlink Direct SOS センター」も開設されます。

au Starlink Direct SOS センター

通報の際は、対応アプリに圏外環境で表示される緊急SOSボタンを押したあと、注意事項を確認し、通報区分や氏名、救助が必要な人数などを入力します。入力した内容はメッセージアプリに転記され、そのまま送信できる仕組みです。

SOSサービスの利用方法

au Starlink Direct SOS センターがテキストを受信すると、内容に応じて緊急通報受理機関へ通報。その後は、通報区分や位置情報に基づいて、緊急通報受理機関が対応します。

KDDIは、圏外での迷子や不慮のケガ、事故など、さまざまな場面で幅広い年代の利用を想定していると説明しています。

au Starlink Direct SOS センターは、まず「auナビウォーク」と「auカーナビ」で2026年5月下旬に開始予定です。その後、「家族の安心ナビ」と「ヤマレコ」でも2026年夏ごろの開始が案内されています。

対応サービス

衛星とスマートフォンの直接通信サービスをめぐっては、ドコモとソフトバンクもStarlinkを活用したサービスを始めており、大手3社が横並びで競争するフェーズに入りつつあります。

各社とも、SMS/RCSやデータ通信、位置情報の共有、緊急速報の受信など、対応できる機能には共通点が多くあります。一方で、KDDIはApple Watchへの対応や海上エリアのカバー範囲などで優位性をアピールしています。

さらに、KDDIは約1年間にわたって先行提供してきたことで、実際の利用者の声を集めることができ、要望に応じたサービス展開を迅速に進められるとしています。

今回発表されたau Starlink Direct SOS センターについても、事前調査では4割以上が農村部や地方などの圏外エリアで利用したいと回答。さらに、3分の2以上が具体的な利用シーンとして「緊急連絡や事故発生時」を挙げており、圏外における緊急通報の要望があったとしています。

今回の発表を受けて、ドコモやソフトバンクも同様の機能を打ち出してくるでしょう。ただ、しばらくはau Starlink Directならではの差別化要素として注目を集めそうです。

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