iPhone版フォートナイトがついに復活。ただしApp Storeでは入手できず、導入手順はEUより複雑
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」が、再び日本のiPhoneでもプレイ可能になりました。
フォートナイトは、開発元のEpic Gamesが独自の課金システムを導入したことでポリシー違反と判断され、2020年8月にApp StoreおよびGoogle Playストアから姿を消しました。
今回、Epic Gamesはスマホ新法にもとづき、日本のiPhone向けに独自アプリストア「Epic Games Store」の提供を開始。同ストアを通じて、フォートナイトをiPhoneにダウンロードできるようになっています。
アプリストアのダウンロードには9つの手順が必要
フォートナイトが再びiPhoneでプレイできるようになったことは、日本のユーザーにとって大きな前進です。ただし、App Storeに復帰したわけではありません。
今回の配信は、Apple公式のApp Storeではなく、Epic Gamesが提供する「Epic Games Store」を経由する形です。そのため、App Storeからアプリを探してダウンロードする通常の流れとは異なり、まずEpic Games StoreをiPhoneに導入し、そのうえでフォートナイトをダウンロードする必要があります。
この導入手順について、Epic Gamesは違法と主張し、日本の規制当局に問題を提起したとしています。








Epicが問題視しているのは、スマホ新法の参考にもなったEUのデジタル市場法(DMA)では表示されない追加の確認画面です。
日本ではEpic Games Storeをインストールするまでに9つのステップが必要で、EUに比べて3つ多い画面が表示されると指摘しています。こうした手順の多さによって、ユーザーが途中で離脱しやすくなり、日本でのコンバージョン率は他国に比べて10倍も悪いといった指摘もあります。
We have raised the issue with Japan’s regulator. Apple added 3 new obstruction screens to the flow for installing competing stores in Japan that are not present in EU, and we believe these are unlawful.
— Tim Sweeney (@TimSweeneyEpic) May 1, 2026
フォートナイトがApp Storeに戻るには、Epic GamesとAppleの対立がさらに解消される必要があります。
EpicはGoogleとの裁判では大きな勝利を収め、Android版フォートナイトはGoogle Playストアにも復帰しました。一方、Appleとの裁判は少し事情が異なります。AppleによるApp Store運営そのものが違法な独占とまでは判断されず、Epicの主張が全面的に認められたわけではありません。
ただし、開発者がアプリ内から外部決済へ案内することを制限するAppleのルールについては違法と判断されています。その後のAppleの対応をめぐってもEpicは反発を続けており、App Storeへの完全復帰は依然として見通せない状況です。
今回の復活は、フォートナイトがApp Storeに復帰したのではなく、iPhoneにダウンロードできる別ルートが開かれたという位置づけです。ダウンロード可能になった事実は大きいものの、App Storeからワンタップで入手できる体験とは大きく異なります。




















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