iPhone Duo、画面分割は「5:5」固定。見逃しがちな細かな仕様をまとめてチェック
Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」が発表されました。
最大の注目は、本体を開くと現れる7.6インチのインナーディスプレイです。iPadのような大画面を活かすために、さまざまな機能が用意されています。
そのひとつが、複数のアプリを並べて使えるマルチタスキングです。
iPhone Duoでは2つのアプリを左右に並べて表示できますが、意外にも画面分割の比率は5:5で固定され、変更できないことがわかりました。
従来のiPhoneには画面分割そのものが存在しなかったため、まずはシンプルな実装からスタートしたとも考えられますが、分割比率を自由に変更できるAndroidの折りたたみスマートフォンと比べると見劣りします。
このほかにも、途中まで折り曲げた状態に合わせて変化するUI、画面下カメラ、Apple Pencilへの対応など、発表では見逃しがちな細かな仕様がいくつも明らかになっています。
画面分割は5:5固定。2つのSafariを並べることも
iPhone Duoでは、7.6インチのインナーディスプレイに2つのアプリを並べて表示できます。
異なるアプリだけでなく、Safariのページを2つ開くなど、同じアプリを2つ並べて表示することも可能。よく使う2つのアプリはペアとして保存しておけば、次回からまとめて起動できます。
一方で、MacRumorsが実機を試したところ、2つのアプリの表示領域はそれぞれ半分で固定され、分割比率を変更することはできません。

Galaxy Z Fold8などの折りたたみスマートフォンでは、中央の仕切りを動かして片方のアプリを大きく表示できますが、iPhone Duoでは5:5の表示に固定されます。
筆者は、ブログの編集画面とプレビューを左右に並べ、1:9と9:1の比率を切り替えながら使う方法を気に入っています。
まずプレビューを大きく表示して原稿を確認し、訂正箇所を見つけたら比率を入れ替えて編集画面を大きく表示。修正後は再びプレビューを大きくして確認するといった流れです。
大画面を活かしながら、アプリを切り替える手間も減らせる使い方ですが、画面分割が5:5に固定されるiPhone Duoでは、こうした操作はできません。
途中まで折り曲げても使える
iPhone Duoは完全に開いた状態だけでなく、途中まで折り曲げた状態でもアプリを利用できます。
本体を折り曲げて自立させると、操作ボタンがディスプレイ下部へ移動。iOSが本体の向きや開いている角度を認識し、折り目と操作が重ならないようにコンテンツの配置も調整します。
テントのような形に折り曲げると、充電していない状態でもスタンバイを利用可能。ウィジェットや音楽、カレンダー、天気などを表示し、ベッドサイドクロックとして使うこともできます。
スピーカーは対角配置。縦向き・横向きでも空間オーディオ
iPhone Duoは、開いた状態で左上と右下にステレオスピーカーを配置しています。
本体の向きや開閉状態に応じてオーディオを自動的に調整し、Appleは縦向きでも横向きでも臨場感あふれる空間オーディオを楽しめると説明しています。

スピーカーの配置は、横に大きく広がるワイドタイプの折りたたみスマートフォンでは特に重要です。
というのもGalaxy Z Fold8では、スピーカーが本体の片側に寄っているため、画面を大きく開いた状態では映像が中央にあるのに、音が片側から聞こえてくるような違和感がありました。
iPhone Duoはスピーカーを左右の半身に分けて対角に配置することで、大画面を開いた状態でも自然に聞こえやすい設計になっています。
iPhone初の画面下カメラ
iPhone Duoには、Samsungが廃止した2つの機能が搭載されています。
そのうちの1つが画面下カメラ(UDC)です。カメラをディスプレイの下に配置することで、パンチホールなどの切り欠きがない大画面を実現しています。
iPhone Duoのカメラが消える瞬間を激写!!!!ギミックとも言えるが、結構普通に感動してしまった🥹🥹🥹#appleevent pic.twitter.com/egemcEXjL4
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) September 10, 2026
MacRumorsによれば、明るい画面ではカメラ部分はほとんど見えないものの、画面が暗くなると確認できることがあるとのこと。
画面下カメラが搭載されるのはインナーディスプレイのみ。アウターディスプレイには通常のフロントカメラを搭載しています。
一般的な画面下カメラの欠点は画質が悪いことです。Samsungの折りたたみスマートフォンでも弱点となっていました。
iPhone Duoの実際の画質はまだわかりませんが、スペックには違いがあります。
Appleはアウターディスプレイのカメラを「12MPセンターフレームカメラ」と案内する一方、インナーディスプレイの画面下カメラについては画素数を公表していません。
動画撮影はアウター側が最大4K/60fpsに対応するのに対して、画面下カメラは最大1080p/60fpsにとどまります。
インナーディスプレイはマット仕上げ。折り目も目立ちにくく
インナーディスプレイには、ナノテクスチャ加工を施したポリマー素材が採用されています。アウターディスプレイには採用されません。
表面はマットな仕上がりで、光の映り込みを抑えるだけでなく、折りたたみスマートフォンで気になる中央の折り目を目立ちにくくする効果もあります。
折り目は開閉を繰り返すことで変化する可能性があるため、長期間使ったときにどの程度目立つようになるのかは気になるところ。
ただ、折りたたみスマートフォンを実際に使っていると、使用中は折り目そのものが気にならなくなることも多く、見た目ほど大きな問題ではないかもしれません。
Apple Pencilに対応。ただしUSB-Cモデルのみ
iPhone DuoはApple Pencilにも対応します。
今年後半にインナーディスプレイとアウターディスプレイの両方で利用できるようになる予定です。

ただし、対応するのは「Apple Pencil(USB-C)」のみ。上位モデルのApple Pencil Proには対応しません。
アクションボタンは非搭載。カメラコントロールはあり
iPhone Duoには、iPhone 18 Proなどに搭載されているアクションボタンがありません。
一方、カメラを素早く起動したり、撮影時の操作に使用したりできるカメラコントロールは搭載されています。
発売時からiOS 27.1を搭載
iPhone Duoは、発売時からiOS 27.1を搭載します。
iPhone 18 Proより発売が約1カ月遅く、予約受付は10月16日、発売は10月23日。iPhone Duo向けの機能を含むiOS 27.1と足並みをそろえた発売スケジュールになっています。
世界共通でeSIMのみ。中国でも物理SIMなし
iPhone Duoは世界共通でeSIM専用モデルになります。
物理SIMを利用するユーザーが多い中国を含め、物理SIMカードを挿入できるモデルは用意されません。




























投稿規約
コメントを投稿する前に、以下をご確認ください。