2026/09/02 9:13

折りたたみiPhoneは「欲しいから買う」究極の贅沢?発売はProと同時か

Googleで見つけやすく検索で見つけやすく

Y.Sakakura

約1週間後に開催されるAppleのスペシャルイベントでは、折りたたみiPhoneが発表される見込みです。

これまで一般層には、ほとんど普及してこなかった折りたたみスマホの運命さえ握る製品になると感じています。

かつて、電車のなかでガラケーを開いて新聞を読んでいた人たちが、次々とスマホに持ち替えていく景色を目の当たりにしました。

2,000ドル以上、日本では30万円を超えると予想されることもあって、あのときほど急速に景色が変わることはないと思います。それでも、今はネット上で大きな盛り上がりを見せながら、リアルではほとんど目にすることのない折りたたみスマホを、街中で見かけるようになるのか期待もあります。

ただ、折りたたみiPhoneが失敗に終われば、折りたたみスマホが本格的に普及する未来も遠のくと思います。

そんな不安と期待が入り混じるなか、5年以上にわたって折りたたみiPhoneを取材してきたBloombergのMark Gurmanが最新情報を伝えています。

折りたたみiPhoneは「究極のステータスシンボル」

Tom’s Guideは、折りたたみiPhoneについて特に多いという「なぜ必要なのか」「誰のための製品なのか」という質問をGurmanにぶつけています。

これに対してGurmanは「折りたたみiPhoneは必要ない」とバッサリ。

開けばiPadのような大画面になるからといって、2,000ドル以上をスマホに払う必要があるなんて真顔では言えないとして、必要だから買うのではなく、欲しいから買う製品だと答えています。

Appleは動画視聴を大きくアピールし、動画を楽しむための優れたデバイスとして売り込む一方で、Gurmanは「究極のステータスシンボル」とも表現。最高のApple製品を求めるガジェット愛好家や熱狂的なAppleファンがターゲットになるとしています。

iPadに近いマルチタスキング、ただし本格的なものではない

複数のアプリを並べて使うマルチタスキングについては、iPhoneとiPadの中間のようなものになると説明しています。

具体的には、画面を2分割して2つのアプリを同時に表示し、アプリ間でコンテンツをドラッグ&ドロップするといった機能に対応するとのこと。

正直、その程度なの?という感想です。

Gurmanによれば、iPad Proのような本格的なマルチタスキングまでは利用できません。

現行のiPhoneは画面分割さえできないため、多くのiPhoneユーザーには十分魅力的に映るかもしれませんが、折りたたみスマホというカテゴリで比べれば、画面を3分割してアプリを3つ並べられる同じワイドタイプのGalaxy Z Fold8の方がはるかに優れている可能性があります。

ただ、スマホに30万円以上を出せるほど熱狂的なAppleファンにとって、そもそも折りたたみiPhone以外は視界に入っていないのかもしれません。

ただ、スマホに30万円以上を出せるほど熱狂的なAppleファンにとって、そもそも折りたたみiPhone以外は視界に入っていないのかもしれません。

閉じればiPhone mini?開けばiPad mini?

画面サイズはこれまでにも噂されているとおり、本体外側が5.5インチとのこと。

iPhone miniより少し大きいものの、縦が短く横幅の広いディスプレイになるため、本体はかなりコンパクトに感じられるとしています。

本体を開いた内側のディスプレイは7.8インチ。iPad miniより少し小さいものの、ゲームには魅力的な画面サイズになるとのことです。

さらに、最新のApple ProチップとApple製モデムが搭載されるとのこと。性能面でもゲーミングに適したデバイスになりそうです。

折り目は業界トップクラス。カメラが弱点

折りたたみスマホを初めて手にする人が何より気にするであろうディスプレイの折り目について、Gurmanは完全には解決できていないとしながらも、業界トップクラスでSamsungより優れている可能性もあるとしています。

実際には使い始めるとほとんど気にならなくなる折り目ですが、Appleの強みはヒンジにあるようです。

折り目は新品の状態では気にならなくても、開閉を繰り返すうちに深くなることがあります。Appleはより頑丈なヒンジを採用することで、こうした経年劣化も抑えられるとのこと。

一方、明らかな弱点になりそうなのがカメラです。

折りたたみiPhoneには望遠カメラが搭載されないとしています。自分もそうですが、30万円を超えるデバイスに望遠カメラがないことへ抵抗を感じるユーザーは多いと思います。iPhone Airのシングルカメラ以上に抵抗は強いかもしれません。

Gurmanも、Appleの最上位製品を求めるユーザーと、望遠カメラのような上位機能を求めるユーザーは大きく重なるため、一部のユーザーにとっては購入を諦めるほどの問題になると指摘しています。

それでも、両方を求めるユーザーの大半は、最終的に折りたたみiPhoneを選ぶだろうと予想しています。

ここは、トリプルカメラを搭載した折りたたみスマホに「Ultra」の名前を与え、30万円以下に値付けしたSamsungの狙いどおりに進む可能性もあります。

折りたたみiPhoneの購入を検討する人の多くがGalaxy Z Fold8 Ultraと本気で迷うことはないかもしれませんが、折りたたみスマホのパイオニアであるSamsungは、採算が取れないとされるTriFoldまで投入して技術力を示すなど、このカテゴリで負けることは許されないと考えているはずです。

折りたたみでもMagSafe対応へ

さまざまな噂が飛び交っているMagSafeについて、Gurmanは「搭載される」と明言。

聞いているすべての情報がMagSafeへの対応を示しているとしたうえで、iPhone Airにも搭載できた以上、折りたたみiPhoneに搭載できない理由はないとしています。

これは、同じワイドタイプのGalaxy Z Fold8に対する明確なストロングポイントです。

Androidでは、MagSafeのように本体内蔵マグネットと高速ワイヤレス充電を両立した機種はほとんどなく、折りたたみスマホに至ってはPixel 11 Pro Foldぐらいです。

発売はProと同時、遅くとも数週間後

気になる発売時期については、10月下旬や11月までずれ込むような大幅な遅延や、サプライチェーン上の問題が発生しているとの見方を否定しています。

Gurmanは、折りたたみiPhoneがiPhone 18 Proと同時、またはそれに近いタイミングで発売されなければ「かなり驚く」と表現。同時発売、あるいは数週間以内には発売されるとの見方を示しています。

Googleで見つけやすく
  • Googleで優先するソースに追加すると、携帯総合研究所の新しい記事を見つけやすくなります。
  • 最新ニュース、独自の解説、レビューを見逃さないために、ぜひ追加してください。
Googleで優先するソースとして追加する

コメントを残す

(任意)