まだ発表もされていないドコモの春夏モデルとして位置づけられている「906iシリーズ」のNEC製「N906iL」ですが、個人向けにも販売されるようです
これまで無線LANに対応した「iL」シリーズは法人向け限定で発売されていましたが、「N906iL」は個人向けにも販売すると、NTTドコモが決算発表会において発表しました。
無線LANが将来的に標準搭載される日も遠くはないかも。
FOMA/無線LAN両対応の個人向け端末、ドコモが5~6月にも発表:ITpro
NTTドコモの「906iシリーズ」は無線LAN搭載、初夏発売で高速通信と低料金を実現へ – GIGAZINE
この記事によれば、NTTドコモが決算発表会において「FOMA」の個人向け新サービスとして、家庭内の無線LAN経由で音声通話やパケット通信を可能にする「ホームエリア向けサービス」を提供し、同サービス向けとして、FOMA網と無線LANの両方の通信モジュールを内蔵した端末を、個人向けとして新たに提供すると発表しました。
「ホームエリア向けサービス」とは、家庭内に設置してある無線LANルーターを設置することで、FOMA/
無線LANの両対応端末と通信可能にするというもの。要約すれば、家庭内では無線LAN経由でインターネットに通信でき、屋外ではこれまで通りFOMA網でインターネットに通信できるというもの。
さらに、音声通話とパケット通信のいずれも無線LAN経由で可能にする予定としており、IP電話の導入も視野に入れているようです。
無線LANで通信した場合、IEEE802.11bで最大11Mbps、IEEE802.11a/gで同54Mbpsと現在携帯電話の最高通信速度となっている7.2Mbpsを大幅に上回り、高速で通信することが可能になります。
さらに、IP電話を導入する際に発生する問題はIP電話による膨大な負荷によってFOMA網での通信が接続しにくくなるというものですが、無線LANでIP電話が可能になればこれも解決することができます。
NTTドコモでは、このサービスを月額制で提供する予定を立てているようです。