auが高音質音楽サービス「着うたフルプラス」をスタート。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

「着うたフルプラス」は、ビットレート320kbpsの高音質な楽曲配信に対応した着うたフルサービス。ちなみに、現行の「着うたフル」はビットレートが48kbpsとなっています。
auのリリースによれば、12月下旬から従来よりも高音質な楽曲をダウンロードできる「着うたフルプラス」をスタートさせるとのこと。
「着うたフルプラス」のスタート時の対応端末は「Walkman Phone,Xmini」と「W65T」の2機種。auでは、「着うたフルプラス」をKCP+搭載端末の標準機能にする方針で、2009年春モデル以降の端末では基本的に対応する予定としています。
「着うたフルプラス」の利用料金については着うたフルと同程度となるようです。
着うたフルプラスの発表に伴い12月8日(月)より、「LISMO Port」をVer.3.0にバージョンアップすると発表。バージョンアップの内容は着うたフルプラスのバックアップとウォークマンへの転送の対応、LISMO Music Storeからの着うたフルプラスのダウンロードの対応となっています。
また、「mora for LISMO」を利用して着うたプラスを購入した時に「Edy」が利用可能になるようです。
追記:12/9 0:51コメント欄にて読者さんから指摘を受けたのでちょっと追記を。
現行の「着うたフル」のファイル形式はHE-AAC。HE-AAC – Wikipediaによれば
また、高音域の成分が複雑に入っている音は高音域のノイズが目立ちにくいが、高音域の成分がある程度単調な音ではノイズが乗っているように聞こえることがある(これはSBRの特徴であり、ビットレートを上げてもそれほど改善しない)。
したがって、再生帯域の幅が狭いJ-POPや演歌を含む歌謡曲、ハードロック、トランスなどに向いているが、一方で再生帯域の幅が広いジャズやクラシックなどには不向きである。
とのこと。
また、低ビットレートでも着うたフルプラスで採用されているAACに比べて高音質に、特に高音部をクリアに再生することができるようです。
「着うたフルプラス」のファイル形式はAAC。広く使われているmp3の約1.4倍ほど圧縮効率が高く、音質はほぼ同じ。アップルのiTunesを筆頭にソニーのプレイステーション3やPSPなど多くのオーディオプレイヤーが対応しています。
AAC – Wikipediaによれば
MP3等のMPEG-1 Audioや、MPEG-2 Audio BC(Backward Compatible)を超える高音質・高圧縮を目的に標準化された方式である。
とのこと。
一見こう読むとHE-AACの方が優れているように見えますが、HE-AACは48kbpsよりビットレートを上げても音質は大して変わらないという特徴を持っているのでより高音質で音楽を聴こうとするならば「着うたフルプラス」で採用されたAACの方が優れているという事です。
名無しさんご指摘ありがとうございましたm(__)m