2019年の新型iPhone、トリプルカメラで超広角撮影と広範囲ズーム可能に。Lightning廃止も
やはりAppleが今年発売する新型iPhoneにはトリプルレンズカメラが搭載される可能性が高いようだ。長年採用されてきたLightning端子は廃止され、昨年発売されたiPad Proにも搭載されたUSB-Cに置き換わることも計画されているという。
Bloombergによると、Appleは昨年発売したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRのアップグレードを計画しているという。これは昨年と同じく3機種の新しいiPhoneが今年発売されるということを示す。
メインのアップグレードとしてカメラが改善される。なかでもiPhone XS Maxの後継機には現行モデルから1つのレンズが増えたトリプルレンズカメラが搭載されるようだ。レンズが2つから3つに増えることでより広角に、より広い範囲のズーム撮影が可能になるという。
広角レンズによって広範囲を写真および動画に収めることができるため、通常のレンズでは入り切らなかった被写体をソフトウェアによって自動で修復する機能も検討されているようだ。
Appleは2015年に追加した「Live Photos」の改善も計画しているという。Live Photosはシャッターを押した前後1.5秒の動画と音声を記録する機能。新しいLive Photosでは前後3秒の動画と音声を記録できるようになるとのこと。Live Photosで撮影した動画は写真アプリの編集機能によってループや逆再生、長時間露光といったエフェクトが利用できるが、撮影時間が2倍に伸びることで新しい映像が撮影できるはず。特に長時間露光で効果的だろう。
もう1つの大きなアップデートはLightning端子の廃止。Appleは長らく独自規格の端子をiPhoneに搭載してユーザーを悩ませてきたが、ついにUSB-C端子に切り替わるという。AppleはこれまでにMacBookやiPad ProでUSB-Cを搭載している。これからはケーブル1本で充電やデータ転送、バックアップができるかもしれない。
このほかにもアップグレードされたプロセッサが搭載され、顔認証「Face ID」のセンサーもアップデートされるという。昨年発売されたiPhoneでは“先進的なSecure Enclaveと新しいアルゴリズム”によって高速化されているとアピールされていたが実感が沸くものではなかった。
かつてはiPhoneのみに搭載されていた3D顔認証も現在は「HUAWEI Mate20 Pro」などのAndroidの一部機種で採用されていて、次期「Android Q」では標準サポートになるとの噂もある。搭載することで差別化できなくなった現在、顔認証の高速化に期待したい。
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