日本時間2月8日、Appleが「iOS 12.1.4」のアップデート配信を開始した。
今回のアップデートではグループFaceTimeに関する重大な不具合が修正されている。
グループFaceTimeで映像と音声が盗聴されるバグを解消
iOS 12.1.4のアップデートでは“重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。”とのみ案内されているが、これはグループFaceTimeに関する重要な不具合の改善を示している。
iOS 12.1で追加されたグループFaceTimeはカンタンに複数の人とビデオチャットが楽しめる新機能。iOS 12の主要機能として注目を集めたが、提供時期が約1ヶ月延期された末に提供されていた。
グループFaceTimeの重大なバグとは、アメリカ・アリゾナ州に住む14歳のトンプソンが発見した盗聴バグだ。バグを悪用することでグループFaceTimeの発信者は相手が出る前に相手のiPhoneカメラとスピーカーにアクセスできるため、意図していない音声や映像が発信者が知り得てしまうというもの。
Appleはこの盗聴バグの報告をトンプソンの母親から1月20日に受けていたが、放置したあとSNSで話題になってからようやく対応を始め、29日にようやくグループFaceTimeのサービスを停止。そして今日iOS 12.1.4の配信を開始し、グループFaceTimeの提供を再開した。
iOSのアップデート方法
iPhone/iPadを「iOS 12.4.1」にアップデートするには設定から「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進んで「ダウンロードとインストール」をタップするとアップデートが始まる。
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