iOS 12でiPhoneが充電できない不具合、最新のベータ版で修正
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleが先月リリースした「iOS 12」にアップデートしたiPhoneおよびiPadで、電源アダプタやモバイルバッテリーに接続しても充電が開始されないとして報告されていた不具合が解消されるようだ。
「ChargeGate」、まもなく登場のiOS 12.1で解消へ
「ChargeGate」と名付けられた充電に関する不具合はiOS 12にアップデートしたiPhoneやiPadを電源アダプタに接続しても充電が開始されないというもの。当初はiPhone XS/iPhone XS Maxで発生すると報じられたが、のちに別のiOSデバイスでも発生すると報告されていた。
なお、デバイスがスリープ状態のときに発生することが多く、常に発生するわけではないため、不具合の発生が検知しづらくなっている。
Rene Ritchie(@reneritchie)によれば、ChargeGateはまもなく登場と案内されている「iOS 12.1」で修正されるようだ。今朝から開発者やテスター向けに公開されているベータ2では既に不具合が修正されているため、ベータ版ユーザーはアップデートしよう。
Today’s iOS 12.1 beta includes a fix for the charging issue some people were experiencing with iPhone and iPad.
With it, no more delay or uncertainty about charging. You’ll be back to just plugging it in and getting power.
(Pretty much what I said in my video yesterday.)
— Rene Ritchie (@reneritchie) 2018年10月2日
なお、iOS 12.1では背景ぼかしの量を調節できるカメラの新機能「深度コントロール」をリアルタイムで利用できるほか、2つの回線とSIMを使い分けできるデュアルSIM(DSDS)も利用可能になるとみられている。また、iOS 12では搭載が見送られた最大32人でビデオ通話ができる「グループFaceTime」も公開される予定。70を超える新しい絵文字も追加される。