「Apple渋谷」がリニューアルオープン。700人超の行列、Tシャツの配布終了

Yusuke Sakakura公開日：2018/10/26 16:25

昨年11月からリニューアルのため休業していた「Apple渋谷」が約11ヶ月ぶりに営業を再開した。場所は休業前と変わらず渋谷公園通り。

リニューアルオープン当日は平日にも関わらず早朝から行列ができ、ピーク時はケヤキ並木を折れて代々木競技場周辺まで700人超に達していた。

Apple渋谷のリニューアルオープンに700人超の行列

昨年11月25日をもって営業を終了していたApple渋谷は長い期間、白い囲いで覆われていたが、突如、営業再開がアナウンスされると、翌日には囲いが撤去されて巨大なイルミネーションとして新店舗が出現。

10月23日にはメディア向けのプレオープンイベントが開催され、ガラス張りの外観と新デザインのらせん階段が先行公開。オープン当日にTシャツとピンバッジの記念品を配布すると案内されたこともあって当日は長蛇の列ができた。

オープン当日、列に並んだのは7時30分ごろ。Apple新宿よりも早めに並んだが、この日はiPhone XRの発売日。営業時間が2時間も前倒しされていたこともあってかなり後方に並ぶことになった。入店できたのはオープンから1時間後の9時ごろ。

Apple新宿は駅ほぼ直結で駅構内に並ぶことができたので日差しや風、雨を凌ぐことができ、無料のWi-Fiも利用できたが、Apple渋谷は駅から離れていて屋根などもないため歩道で待つことに。この日は時々晴れ間が見える曇り空、すこし肌寒いぐらいで良かったが、天候が悪ければあまり並びたくない店舗だ。当然、無料Wi-Fiも利用できない。

オープン時間を過ぎたころようやく列が動き出し9時前にようやく入店。スタッフとのハイタッチを終えると黒い箱が渡され、中にはグラデーションのAppleロゴと“渋谷”の文字がプリントされたTシャツ、そしてTシャツと同じロゴのピンバッジが入っていた。

記念品はApple新宿やApple京都でも配布され、昼ごろに配布終了となっていたが今回はかなり多くのストックが用意されていたようでいつもより営業時間が2時間早かったが12時を過ぎても配布が終わらなかった。また、配布直後からメルカリで出品されているが、取引額が徐々に値下がりし、Apple京都の半値程度まで落ちてようやく売れるという状況になっている。

美しいらせん階段がApple渋谷のシンボル

新しくなったApple渋谷は以前の2フロアから3フロア構成になった。1階にはiPhone・iPad・Mac・iPhoneケース・Beatsのヘッドフォンが展示。2階にはApple WatchやApple TV、アクティビティ関連の製品が展示され、Appleロゴが手に触れられるように配置されていて写真を撮る人たちの人気のスペースになっていた。3階は主に毎日開催されている無料のワークショップ「Today at Apple」のスペース。電源付きのフリースペースとして利用することもできる。

Apple渋谷のシンボルとも言えるのが店内奥にあるらせん階段。Apple表参道にもらせん階段があるが、それよりもデザイン性がよく、人工大理石とガラスが使われているため質感も良い。店内左奥にはエレベーターも設置されていた。足が悪い人や車椅子を使う人はらせん階段を登ることなくスムーズに移動ができる。

ちなみに、3階にはベランダが設けられているが外側にしか取手がなく一般の客が外に出られないようになっていた。

今年3つ目の新店舗としてオープンしたApple渋谷はApple新宿やApple京都などタウンスクエア型のストアになっているが、店舗サイズがかなり小さいこともあってかビデオウォールが設置されていない。「Today at Apple」も小さいモニターとテーブル、通常のイスを使用して開催されていた。

Apple渋谷で最も人気を集めてたスペースがこの日発売された「iPhone XR」の展示台だった。10台以上が展示されていたが、全6色ラインナップのカラフルなiPhoneを次々と手に取って感触を確かめる人が多かった。