4Gの周波数帯を5Gに転用することで5Gエリアの急拡大を目指すKDDIが2021年春から700MHz帯を活用した5Gサービスを順次開始すると発表した。
まずは東京・名古屋・大阪の主要都市部でスタートし、JR東日本の山手線やJR西日本の大阪環状線の全駅周辺で5Gサービスが利用可能になる。
iPhone 12やXperia 5 IIが対応予定
5Gは高速・大容量通信が可能な高周波数帯を活用した通信技術でKDDIは3.7GHz帯、4GHz帯、28GHz帯を5Gに活用している。
高周波数帯の特性として電波が届きづらくエリア拡大にコストと時間が必要なことから5Gが4G並みに利用できるのは数年先。
そこでKDDIは電波が届きやすくエリア展開しやすい4Gで使用している低周波数帯を5Gに転用して対応エリアを拡大させる方針を示しており、昨年12月には3.5GHz帯の転用を開始した。
電波が届きやすいーーいわゆるプラチナバンドの700MHz帯を活用した5Gサービスを2021年春から開始することでスマートフォンに表示されるアイコンアンテナが5Gに変わる回数が増えることになる。
ただ、4Gで活用していた周波数帯を5Gに活用しても実測値でGbpsの速度がでないことから“なんちゃって5G”とも揶揄されるが、auは動画の高画質化やネットワークの低遅延化などユーザー体験の向上に結びつくと主張している。
また、すべての5G対応スマートフォンがプラチナバンド5Gに接続できるわけではない。iPhone 12シリーズやXperia 5 II、Pixel 5などは対応するが、Galaxy S20シリーズは非対応と発表されている。対応機種についてもソフトウェア・アップデートが必要で配信時期については今後案内されるとのこと。
- iPhone 12
- iPhone 12 mini
- iPhone 12 Pro
- iPhone 12 Pro Max
- Galaxy A51
- Galaxy Note20 Ultra 5G
- Galaxy Z Fold2 5G
- Galaxy Z Flip 5G
- Xperia 5 II
- AQUOS sense5G
- AQUOS zero5G basic DX
- AQUOS R5G
- Google Pixel 5
- Galaxy S20 Ultra 5G
- Galaxy S20+ 5G
- Galaxy S20+ 5G BTS Edition
- Galaxy S20 5G
- Xperia 1 II
- Mi 10 Lite 5G
- ZTE a1
- OPPO Find X2 Pro
- Speed Wi-Fi 5G
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