auは2015年夏モデルとなるシャープ製のAndroid搭載ガラホ「AQUOS K SHF32」を発表しました。
型番がしめすとおり、春モデルとして発売された「AQUOS K SHF31」の後継機となります。基本性能をそのままにVoLTEへの対応やボディカラーの刷新が行われています。また、ガラケー並みの料金で利用できる新料金プランも合わせて発表されました。
ガラホ並みの料金でLTEが使える「AQUOS K SHF32」フォトレビュー
「AQUOS K SHF32」のボディカラーは、アンバー、クリアホワイト、ボルドーの3色展開となっています。
メインカラーは茶系のアンバーですが、エレガントな雰囲気を醸し出すボルドーが好印象でした。
ボディの薄さは前モデルと変わらず16.9mm。
左の側面にはクレードル用の充電端子を備えます。
形はガラケーですが、充電端子にはキャップレス防水のmicroUSBを搭載しています。
ディスプレイとテンキーをつなぐヒンジ部には、落下防止のためのストラップホールを備えています。
背面には1,310万画素のCMOSカメラを搭載。
他のガラケーと比べて高画素のカメラを搭載するだけでなく、リアルタイムHDRや薄暗い場所でも明るい写真が撮影でき「Night Catch」、景色であればキレイに、料理であれば美味しく撮影できる構図をアドバイスしてくれる「フレーミングアドバイザー」などスマートフォン向けに提供されてきた機能にも対応しています。
また、背面にはカラーリングごとに異なる加工がされていて、アンバーにはゴルフボールの表面のようなディンプル加工が施されています。
テンキーは、段差の低い「クリートラインキー」を搭載。押した感覚があまりないため、文字入力に関しては快適とは言えませんが、そのかわりにテンキーとカーソルキーを指でなぞったり、ポンと軽く押すことで擬似的なタッチ操作ができる「タッチクルーザーEX」が利用できます。
今回のモデルから「LINE(ライン)」が最初からインストールされていますが、アプリのデザインやインターフェースはスマートフォン向けとなるため、カーソルキーで操作するには操作数が多くなってしまい、ストレスを感じますが、「タッチクルーザーEX」ならタッチパネルとほとんど変わらない操作感でLINEアプリを操作することができます。
前述したとおり、基本性能は前機種の「AQUOS K SHF31」と同じで、OSのバージョンも引き続きAndroid 4.4 KitKatを搭載しています。
「AQUOS K SHF32」向けに提供される新料金プランでガラホ並みの料金に
前機種で不評とされていたのは、月額5,500円〜月額9,800円というスマートフォン並みの料金プランしか利用できないことと、高音質となる音声通話や最大30人で音声通話ができる「ボイスパーティ」など「au VoLTE」に非対応となっていたことですが、今回のモデルではいずれの問題も解消されています。
料金プランは、現在も提供されている音声通話定額プランに加え、音声通話を20円/30秒の従量制で利用でき、無料通話がついてくる「VKプラン」とデータ通信量のシェアができない「ダブル定額(VK)」を組み合わせたガラケー並みの料金で利用できる新料金プランが提供されます。
▼提供される料金プランを表にまとめるとこんな感じになります。
料金プラン(※1) | データ定額サービス | LTE NET | 合計 | |||
▼新料金プラン | ||||||
VKプラン | 月額998円 (月額1,996円) | 通話料20円/30秒 1時〜21時まで無料 (国内au宛てのみ) | ダブル定額 (VK) ※2、※3 | 月額500円 〜 月額4,200円 | 300円 | 月額1,798円 〜 月額6,496円 |
VKプランS | 月額998円 (月額1,996円) | 通話料20円/30秒 1,100円分(27分間) | 月額1,798円 〜 月額6,496円 | |||
VKプランM | 月額1,620円 (月額3,240円) | 通話料20円/30秒 2,600円分(65分間) | 月額2,420円 〜 月額7,740円 | |||
電話カケ放題 プラン | 月額2,200円 (月額4,400円) | 月額3,000円 〜 月額6,700円 | ||||
▼従来の料金プラン | ||||||
電話カケ放題 プラン | 月額2,200円 (月額4,400円) | データ定額 2/3/5/8/10/13 | 月額3,500円 〜 月額9,800円 | 300円 | 月額6,000円 〜 月額12,300円 |
※1:料金プランのカッコ内の価格は「誰でも割」非加入時の料金
※2:2GBを超過すると通信速度が当月末まで128kbpsに制限されます
※3:月額500円で10MBまで、10MB以降は1KBごとに0.02円課金され、上限は4,200円となります
「AQUOS K SHF32」の発売日は7月中旬
昨日、発表されたドコモのガラホは、料金は安いものの、対応する通信規格は3Gのみ。テザリングやおサイフケータイも利用不可と、料金は期待どおりのものになりましたが、機能が多く削られてしまいました。
一方、auの2代目ガラホとなる「AQUOS K SHF32」は、VoLTEに対応し、料金プランも安くなりました。もちろんLTE、おサイフケータイ、テザリングに対応しており、料金プランでおトク感があるのは間違いなくauのガラホとなっています。
初代のガラホを料金プランやVoLTE未対応ということで、見送った方は2代目ガラホの購入を検討してみてはどうでしょうか。「AQUOS K SHF32」の発売日は7月中旬と案内されています。
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