来店不要で待ち時間なし。全国送料無料でPontaポイントを利用することでおトクに機種変更できるauオンラインショップにて、提供されている「au Online Shop お得割」が12月26日20時00分で終了します。
これに合わせてarrows We／Redmi 12 5G／Redmi Note 10 JEの割引金額が減額されます。
最大4.4万円割引の新割引登場か→それでも値上げになる理由とは？
au Online Shop お得割は、対象機種を購入することを条件に、新規契約で11,000円、のりかえで22,000円が機種代金から割引されるサービス。
また、Xperia 5 V、AQUOS sense8を購入する場合は条件を満たすことで機種変更でも5,500円が割引されます。
auは終了の理由を発表していないものの、au Online Shop お得割の終了は12月27日から施行される法改正の影響を受けたものと予想されます。
法改正後は白ロム割も規制対象に
今回の法改正ではキャリア等が販売するスマートフォンを対象に、割引額を原則上限22,000円から上限44,000円に増額する一方で、これまでも規制対象だったau Online Shop お得割のようなセット割だけでなく、規制対象外だった白ロム割も規制対象に含めることから44,000円を超える割引の提供が難しくなります。
おそらくauは法改正に合わせてau Online Shop お得割を廃止し、新たに最大44,000円の割引額を適用する新しい割引サービスを提供するのでしょう。
なお、法改正後は機種代金が44,000円から88,000円の機種については最大半額まで。44,000円以下の機種については22,000円までといった機種代金に応じた割引額の規制も存在します。
今回、au Online Shop お得割の終了によって割引額の減額が発表されたarrows We、Redmi 12 5G、Redmi Note 10 JEはいずれも機種代金が3万円以下であることから割引額の上限は法改正前と同じ22,000円。
にも関わらず割引額の減額が予告されているということは法改正後の割引額は機種によっては渋いものになりそう。ただ、裏を返せば減額が予告されていない機種については法改正後も減額されない、または増額の可能性が高いと言えます。
ただし、前述したように白ロム割が規制対象になることから、au Online Shop お得割とその他割引（または割引と認められる）を含めた割引の総額については減額される場合があります。
端末購入サポートプログラムも取り締まり強化
携帯各社はスマートフォンの支払額を抑えられる端末購入サポートプログラムを提供していますが、これも法改正によって規制が強化されます。
auで提供されている「スマホトクするプログラム」は、対象機種を24回の分割で購入して13カ月目～25カ月目までに端末を返却すると、分割支払金の最終回分ーーいわゆる残価の支払いが不要になります。
例えば、Pixel 8の機種代金117,900円に対して、残価は85,193円に設定されています。au Online Shop お得割の割引を適用すると、実質負担金はわずか10,707円(月額465円前後の支払い)になり、au Online Shop スペシャルセールにて9,500円相当のau PAY残高が還元されるため、実質負担金を1,207円まで下げることができます。
こういった残価額を跳ね上げて安く売るような販売方法を厳格に取り締まるようで、法改正後は残価額と根拠を総務省に提出する必要があります。
iPhoneのような下取り額が1年または2年後も高い機種については法改正後も高い残価額が認められる一方で、下取り額がすぐに低くなってしまう機種については相場を超えるような設定にすることが難しくなります。
これまでの歴史を振り返れば、各事業者は抜け穴を見つけて高額な割引を提供していたため、今回も同じになる可能性はあるものの、法改正後にスマホが今よりも安くなるとは考えづらいため、欲しい機種が存在するのであれば、今のうちに購入することを検討した方が良さそうです。
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