ドコモ、住信SBIネット銀行を買収。「ドコモ銀行」構想が現実に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
2025/05/30 5:08

NTTとSBIホールディングスは5月29日、資本業務提携契約の締結と、NTTドコモによる住信SBIネット銀行の公開買付け(TOB)を実施すると正式に発表しました。
これにより、住信SBIネット銀行はNTTドコモの連結子会社となる予定です。
携帯大手のKDDI(auじぶん銀行)、ソフトバンク(PayPay銀行)、楽天(楽天銀行)の3社は銀行業を展開していましたが、ドコモはこれまで展開していませんでした。
ドコモは銀行業参入によって、銀行口座・決済・証券等の金融サービスを一体的に提供することになります。
これにより、スマホ1つで貯金、決済、投資、保険、融資、ポイントに至るまでまとめて利用可能に。ドコモは、複数のサービス利用に応じてdポイントの特典を付与するなど、お得な仕組みを提供するとしています。
このほか、銀行サービスを通じて得たデータや他の金融サービスのデータを組み合わせることで、最適なサービスの提案を実現するほか、銀行機能を取り込むことでドコモ金融サービスの顧客数の増大を目指し、新たな銀行サービスと既存のドコモサービスを組み合わせるとのこと。
さらに、ドコモの販売チャネルを通じて銀行口座や預金獲得を加速し、銀行事業の収益拡大はもちろん、グループとして金融事業の成長を実現するとしています。
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