本日の午後にも正式発表される固定回線と携帯電話を合わせて契約することで料金を割り引く「セット割」ですが、NHKが正式発表前に2015年3月から開始されるなどの「ドコモ光」の詳細を報じています。
ドコモ光:個人で最大1000円、家族で最大3200円の割引に
NHKがNTTドコモの関係筋から得た情報として、ドコモの携帯電話とNTT東西の光回線に加入することで割引を受けられる通称セット割の「ドコモ光」は3月1日から開始され、個人で最大1000円、家族で最大3200円の割引を行うと報じています。
携帯電話大手のNTTドコモは、携帯電話と光回線を使った固定通信を合わせて契約すれば料金を割り引くいわゆる「セット割」を、ことし3月から開始し、割り引く幅は個人で最大1000円、1家族では最大3200円とする方針を固めました。
引用元:NTTドコモ 家族で最大3200円のセット割 NHKニュース
ドコモは、昨年10月に行った決算発表会で「ドコモ光」の概要を発表。ドコモの新料金プランを利用するユーザー向けであることや、契約するパケット定額サービスのデータ通信量・料金に応じて、割引率を変化させることを明らかにしており、サービスの提供日は2015年2月よりスタートすることを既に発表していましたが、NHKの報道によればサービスの提供時期は、1ヶ月ほど遅れることになるそうです。
もしかすると、受付は2月1日からスタートし、実際の割引が適用されるのは3月からということになるのかもしれません。
ドコモは、記者向けに1月29日―つまり、本日午後3時から開催する決算説明会の場で「ドコモ光」の詳細を発表することを明らかにしており、その場で料金プランによって変化する割引率の内容や、固定回線1つに対する割引対象となるドコモの回線数、「ドコモ光」の提供時期の詳細が発表されるものと思われます。
ソフトバンクも近くセット割の詳細を発表
携帯電話と固定回線に加入することで料金を割り引く「セット割」は、auを展開するKDDIが2012年に月額1410円を割り引く「auスマートバリュー」をスタートさせ、今や新規契約のうち30%程度が加入しています。2年間の割引が受けられる「auスマートバリュー」は、固定回線の新規契約獲得と解約阻止に貢献しており、NTT東西が圧倒的なシェアを誇る光サービスにて、KDDIのシェアは「auスマートバリュー」の提供以降、約3%の伸びを記録するなど、セット割が携帯電話と固定回線に与える影響は小さくありません。
これまでは、NTT法による法規制によってドコモは対抗できませんでしたが、規制緩和が実行されたことでセット割の提供が可能にとなりました。また、ソフトバンクモバイルは、NTT東西の光回線を借り入れることでセット割を提供することを既に発表しており、近く詳細が発表されるようです。
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