NTTドコモは、昨年発表した通話定額プランの「カケホーダイ」よりも1,000円安い月額1,700円の「カケホーダイライト」を発表しました。9月25日より提供開始となります。
音声通話をあまり利用しないユーザーに嬉しい「カケホーダイライト」
昨年発表された「カケホーダイ」は、月額2,700円(2年契約あり)で“誰とでも、何回でも、何時間でも”音声通話が楽しめる通話プラン。事前予約開始からたった10日で120万契約を突破し、今年6月にはカケホーダイが利用できる新料金プラン(内訳不明)の契約数が2,000万契約を突破するなど、好調なようです。
ただ、好調な一方でここ近年では音声通話をあまり利用しないというユーザーが増えています。ドコモは旧料金プランの新規加入を打ち切っており、ドコモで音声通話を利用するのであれば、旧料金プランよりも基本料金が高い「カケホーダイ」を利用しなくてはならないという状態(旧料金プランの継続利用は可能)で、音声通話をあまり利用しないユーザーにとっては新たにドコモと契約することが難しくなっています。
そこで新たに投入されるのが月額1,700円(2年契約あり)/月額3,200円(2年契約なし)の「カケホーダイライト」。月額料金が1000円安いため、完全定額ではなく、5分以内であれば、ケータイや固定電話宛でも国内通話が基本料金のみで利用できる“誰とでも、何回でも”の純定額通話プランとなります。5分超の音声通話は旧料金プランと同じ20円/30秒で利用可能。
注意点としては、最も料金の安い月額3,500円/2GBの「データSパック」との組み合わせは不可となっていることがあげられます。カケホーダイライトを契約する場合は、月額5,000円/5GBの「データMパック」以上のパケット定額サービスとの組み合わせが必要になります。
9月25日に発売される「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」や今月から来月にかけて発表されるであろう、2015-2016年秋冬モデルでより多くの契約者を獲得したい狙いがあり、auが先駆けて「スーパーカケホ」を発表し、他社を出し抜いた形になりました。しかし、同じ料金、内容の音声通話定額プランをソフトバンクが「通話し放題ライトプラン」として発表し、さらに今回ドコモが追随する形で結局は横並びの状態に。
価格競争が起きない毎度恒例の横並びに飽き飽きするところですが、ライトな純定額通話プランの登場は音声通話をあまり利用しないというユーザーにとっては朗報ではないでしょうか。本心はもう一声で980円の音声通話従量制プランの復活に期待したいですが。
▼iPhone 6s / 6s Plusの料金をサクッと算出できるシミュレーターも「カケホーダイ ライト」に対応しました!