4月15日、ドコモが都内で記者会見を開催し、2種類の新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」を発表した。
昨年10月、“大胆な料金プランの見直し”を行うと宣言し、シンプルな料金プランと2〜4割程度の値下げによる1年あたり最大4000億円規模の還元を行うとアナウンスしていた新料金プランの詳細がついに明らかになった。
新料金プランは「ギガホ」と「ギガライト」の2種類から選ぶだけ
ドコモの現行プランは「パケットパック」「ISP」「基本プラン」から構成される体形でユーザーからわかりづらいとの声があったが、新料金プランは「ギガホ」と「ギガライト」のシンプルな2種類になった。
基本プランやパケットパックを選ぶ必要はなく、IPSや現行プランで設定されていたテザリングのオプション料金もプラン料金に含まれるため追加費用は必要ない。
2つの新料金プランは5月22日より予約受付を開始し、6月1日から提供がスタートする。
“ネット使い放題”の「ギガホ」
「ギガホ」は、“外出先でもスマホをよく使う”、“動画視聴やSNSアップすることが多い”、“データ量を気にせず使いたい”人向けの大容量プラン。
30GBまではフルスピードで通信でき、30GB以降でも送受信最大1Mbpsで高速に通信できることから“ネット使い放題!”とアピールされている。ドコモによれば1Mbpsならストレスなくさまざまな動画やSNSが楽しめるという。
月額料金は6,980円。新しい割引サービスの「みんなドコモ割」(3回線以上)*を適用した場合は月額5,980円で利用可能。さらに、2019年9月31日までに申し込めば「ギガホ割」が適用され、月額4,980円で利用できる。
ドコモによれば7割以上が3回線以上を契約しているという
“使った分だけ”支払う「ギガライト」
「ギガライト」は、“動画はあまり見ない”、“メールやSNSのチェックが多い”、“自宅ではWi-Fiを使っている”人向けの使った分だけ料金を支払う多段階プラン。
1GBまでなら2,980円、3GBまでなら3,980円、5GBまでなら4,980円、7GBまでなら5,980円で利用できる。7GBを超えた場合の通信速度は128kbpsに制限される。
「みんなドコモ割」(3回線以上)を適用した場合は月額1,980円から利用可能。現行のベーシックシェアパックと比較すると最大で4割安くなるという。
音声オプション
「ギガホ」と「ギガライト」の音声通話は、家族間通話なら無料、家族以外への国内通話なら20円/30秒で利用できる。
月額1,700円で国内通話かけ放題の「かけ放題オプション」、月額700円で1回あたり5分以内の国内通話が回数の制限なく無料になる「5分通話無料オプション」が提供され、追加費用を支払いことで音声通話がおトクになる。
新しい割引サービス「みんなドコモ割」
新料金プランに合わせてギガホ、ギガライト向けの割引サービス「みんなドコモ割」が提供される。
ファミリー割引のグループ内の家族・親族の数(新料金プラン以外もカウント対象)に応じて自動的に月額料金を割引するサービスで、2回線なら月額500円、3回線以上なら月額1,000円が回線ごとに割り引かれる。
ずっと毎月1,500円割引プランは新規受付停止に
なお、現行のプランは家族と大容量の“ギガ”をシェアするプランもあったが新料金プランでは選べない。対象機種を購入すると月額1,500円がずっと割り引かれる「docomo with」など現行プランはそのまま使い続けることが可能だが、5月31日をもって新規受付を終了する。
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