Samsungの次期フラグシップスマートフォン「Galaxy S24」「Galaxy S24+」「Galaxy S24 Ultra」がFCC認証を取得したことが明らかになりました。
FCCはアメリカで無線通信機器を発売するために必要な認証。現行モデルのGalaxy S23シリーズは昨年11月に同認証を取得し、翌年2月に発売されていたことを考えると発表および発売が間近に迫っていることがわかります。
Galaxy S24 UltraはWi-Fi 7対応
最も手ごろな価格の「Galaxy S24」は型番SM-S921B/921U/921U1、「Galaxy S24+」は型番SM-S926B/926U/926U1としてFCC認証を取得(1,2)しています。これはキャリア版とオープンマーケット版のようです。
FCCが公開した資料からはGalaxy S24とGalaxy S24+は、Bluetooth 5.3、NFC、UWB、ミリ波およびSub6の5G、Wi-Fi 6E、ワイヤレス充電、リバース充電をサポートしていることが読み取れます。
また、最上位モデルの「Galaxy S24 Ultra」は、型番SM-S928B/928U/928U1としてFCC認証を取得し、Wi-Fi 7をサポートすることが確認されています。
Wi-Fi 7は通信速度がWi-Fi 6Eの9.6Gbpsから4.8倍となる最大46Gbpsに超速スピードに対応する次世代規格。遅延が最大1/100になり、複数の帯域(2.4GHz/5GHz/6GHz)を同時利用するマルチリンクに初めて対応することで通信の信頼性も向上します。
ただし、日本では電波法の関係上、Wi-Fi 7に対応しない可能性があります。例えば、Googleが今年発売したPixel 8シリーズもWi-Fi 7に対応しているものの、日本モデルは非対応と案内されています。ハードウェアさえ対応しているのであれば、発売時はソフトウェア等で制限をかけ、法改正後のアップデートで対応することが期待されます。
これまでの噂によると、Galaxy S24、S24+は米国など一部地域で販売されるモデルはSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを搭載し、一部地域を除いたモデルはExynos2400チップを搭載するようです。
Samsung製のExynosチップはあまり評判が高くないことに加え、Snapdragonのチップが今年大成功を収めたこともあって、日本で販売されるモデルにおいてもSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyの採用を期待したいところです。
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