発売はいつ?Galaxy Z Fold7の価格・発売日・新機能まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Samsungが2025年の最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold7」を正式発表しました。
シリーズ史上最も薄く、最も軽く、最も進化した“Ultra級”のFoldが誕生です。
この記事では、Galaxy Z Fold7の発売日や新機能、前モデルからの進化ポイント、カメラ性能、価格情報などをわかりやすく紹介します。
6年分の進化を1年で──Fold史上“最も薄く、最も軽い”Ultraスリムボディ
Galaxy Z Fold7は、2019年に登場した初代Foldから数えて7世代目となるモデルです。中でも際立つ進化が「薄型化」です。
Foldシリーズはこれまでの6年間で29%の薄型化を実現してきましたが、Fold7ではわずか1年で前作から26%の薄型化を達成。つまり、割合ではあるものの、過去6年分に匹敵する薄型化をたった1年で実現したことになります。
その結果、本体を閉じた状態の厚さはGalaxy S25 Ultraとほぼ同じ8.9mmに。開いた状態はわずか4.2mmと、折りたたみながらタブレットのiPad Pro 13インチ(5.1mm)をも下回ります。
重さも215gと、前作から24gの軽量化に成功しました。筆者も実際に手に取ってみましたが、思わず「薄い!軽い!」と声が出るほど、明らかな進化を感じました。


ヒンジ構造を再設計。薄型化と耐久性を両立
Foldシリーズ史上最も薄く、最も軽いボディを実現したのが新しいアーマーフレックスヒンジです。
新しいヒンジで改良したのは翼のように機能するウイングプレートで、支持部と回転部を分離させることで、ウイングプレートの短縮に成功。これにより薄型化が可能になり耐久性も確保することに成功しています。

折りたたみディスプレイがより緩やかに曲がることで、課題だったディスプレイの折り目も改善したとのこと。
薄型・軽量と引き換えにSペンには非対応になりました。
Samsungは、より多くのユーザーに応えた形と説明しています。つまり、Sペン対応よりも折りたたみボディの薄型化を望んだユーザーが多かったということでしょう。
実際に本体を開閉してみたところヒンジの動きは他社の折りたたみスマホと比べてもかなりなめらか。フルオープンする際にアシストのような加速を感じます。
一方、超薄型のボディは、ポケットに入れて持ち運びしやすくなるものの、本体は開きにくくなっているという印象を受けました。
Fold史上最大のディスプレイ。カバーも操作しやすく2in1デバイスに
メインディスプレイは、Fold史上最大の8インチに拡大しています。前モデルのFold6に比べて、11%も大きな画面サイズを実現。
大画面での映画鑑賞やマルチタスク作業をより快適にこなせます。

ポケットから取り出してそのまま操作できるカバーディスプレイは、幅64.9mmにワイド化したことでキーボードが入力しやすくなっています。
折りたたみスマートフォンといってもFoldタイプの場合は、ポケットから取り出して通知を確認→そのまま使うことも多いため、カバーディスプレイの操作性は重要。
Samsungは徐々にカバーディスプレイを拡大してきましたが、ようやく閉じたままでも普通のスマートフォンのように使えるサイズになりました。
閉じたままならスマートフォンとして、開けばタブレットとして使える2in1デバイスになったと感じます。

ディスプレイは素材も一新。
Ultra Thin Glass(UTG)は厚みが50%増加し、さらなる強度と信頼性を実現。背面にはGorilla Glass Victus 2、前面にはGorilla Glass Ceramic2を採用。
日常使用における傷や衝撃にも配慮されています。
Ultraなパワー。Snapdragon 8 Eliteを搭載

Galaxy Z Fold7は、最新のSnapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載しています。処理性能は以下のとおり大幅に向上しています。
- NPU (AI処理):41%向上
- CPU (基本性能):38%高速化
- GPU (ゲーミング&グラフィック):26%向上
バッテリーは前作と同じ4,400mAhですが、消費電力の最適化によって動画再生は最大24時間を実現。電池持ちが強化されています。
Ultra級の2億画素カメラで、細部まで美しい写真を
カメラはGalaxy史上最強クラスの構成に進化しました。
- 2億画素のメインカメラ(光学2倍ズーム)
- 撮影後に拡大してもディテールがしっかり残る
- Fold6比で44%明るく、ディテールは4倍に
- 10MP望遠カメラ(光学3倍)
- 12MP超広角カメラ(マクロ対応、Fold6比で56%明るく)
- 10MP ×2のフロントカメラ
折りたたみスマートフォンとして初めて2億画素の広角カメラを搭載。撮影後に拡大してもディテールが保たれるため、ズームして構図を決めるような時間がないときは2億画素で撮影してあとで切り取るといった使い方もできます。
ちなみに、Galaxyのカメラは、やや大袈裟に彩度を上げて盛りすぎな補正をかけていましたが、Galaxy S25シリーズでは、ナチュラル思考に改善されていました。Galaxy Z Fold7でも同様の変更が期待できそうです。
動画撮影は次世代のProVisual Engineにより、暗所撮影でもノイズを正確に解析。10bit HDRのビデオ撮影をサポートするなど、Samsungいわく比類なきナイトグラフィビデオを実現しています。
大きな変化はセルフィです。
メインディスプレイ側は、アンダーディスプレイカメラ(UDC:画面内蔵カメラ)が廃止になり、パンチホールに移行。
高品質なセルフィカメラに置き換わったことで視野角が100°に拡大。画素数も2.5倍の10メガピクセルにアップしています。
これにより、本体を広げて大きなプレビュー画面で画角を確認しながら、17.6%も広い画角と、より鮮明に撮れるフロントカメラでセルフィが楽しめます。
生成AIが進化。編集から通訳までワンタップ
Galaxy Z Fold7は、Android 16ベースのOne UI 8を搭載しています。
大画面に最適化されたインターフェースと、さらに進化したGalaxy AIを体験できます。アップデート保証はOS・セキュリティともに7年間です。
- 消しゴムサジェスト:不要な人物や物体をワンタップで除去+背景生成。編集前後の比較も簡単
- オーディオ消しゴム:再生時に不要な音を自動検出&削除。動画だけでなくSamsung Notesや通話録音にも対応
- Webアシスト:ウェブページの要約&翻訳を自動で実行
- Gemini Live:AIと画面を共有しながら会話形式でサポート
- ゲーム中のかこって検索:一時停止せずにヒントを取得可能
なかでもゲーム中の「かこって検索」は便利だと感じました。
ゲームをプレイ中に攻略方法を調べようと思ったときはホームボタンを長押しするなどして、かこって検索を起動して敵キャラを丸で囲み、攻略法をワードを追加するだけでサッと攻略法を調べることができます。
ちなみに、Galaxy AIは2025年末まで無料と案内されていましたが、当面は無料で継続提供されます。
Galaxy Z Fold7の価格と発売日

Galaxy Z Fold7は、Samsung公式サイトで7月17日から予約受付がスタートします。発売日は8月1日。また、今回からAmazonと家電量販店でも同時発売されます。
Samsungオンラインショップ価格は256GBが265,750円、512GBが283,750円、1TBが329,320円です。キャリア価格は発表され次第、追記します。
カラーはブルーシャドウ、シルバーシャドウ、ジェットブラックの3色。Samsungオンラインショップ限定カラーとしてミントも販売されます。
Samsungオンラインショップ | キャリア | 家電量販店・Amazon | |
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ブルーシャドウ |
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?? |
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シルバーシャドウ |
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?? |
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ジェットブラック |
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?? |
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ミント |
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取り扱いなし | 取り扱いなし |
ワイヤレスイヤホンがもらえる&純正アクセサリ半額のキャンペーン
Galaxy Z Fold7の発売を記念したキャンペーンも実施されます。
キャンペーンに参加するには、予約購入後、アプリから応募が必要。もれなくワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 3」がプレゼントされます。
また、Samsungオンラインショップでは、純正アクセサリなどが最大50%オフになる同時購入キャンペーンも実施されます。
- 50%オフ
- Samsung Galaxy Z Fold7 純正アクセサリ
- 15%オフ
- Samsung Galaxy Budss Pro
- Samsung Galaxy Buds3
- 10%オフ
- Samsung Galaxy Watch8
- Samsung Galaxy Watch8 Classic
- Samsung Galaxy Watch Ultra (2025)
- Samsung Galaxy Tablet S10 Ultra
- Samsung Galaxy Tablet S10+
まとめ:妥協なき“Ultra体験”が、折りたたみスマホに到達

Galaxy Z Fold7は、ディスプレイ、ヒンジ、カメラ、AI、そしてパフォーマンスにおいて、すべてが“Ultra級”に進化した1台です。
「もう折りたたみは妥協するデバイスではない」と断言できる完成度。今までFoldシリーズを見送っていた人も、きっと手に取った瞬間に驚くはずです。
最大のハードルは20万円を大きく超える価格ですが、現在使っているスマートフォンの下取りも利用して、できるだけ安く買い替えるようにしましょう。
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