信じられないほどの極薄。折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold 7」の画像登場
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Samsungが数週間後に最新の折りたたみスマートフォンGalaxy Zシリーズを発表する見込みです。
ここ最近は小幅な進化にとどまっていましたが、今年はビッグアップデートになる可能性が高く、数週間前からティザーも順次公開されています。なかでも、シリーズ最薄・最軽量のボディでUltraな体験が楽しめることが予告されており、大きな期待が高まっています。
そうした中、これまで数々の実績を持つリーカーOnLeaksが「Galaxy Z Fold 7」と「Galaxy Z Flip 7」のCADレンダー画像を公開しました。
CADレンダー画像とは、CAD(コンピュータ支援設計)ソフトウェアを使って作成した3Dモデルを、よりリアルに見せるためにコンピュータで描写した画像のことです。これにより、製品や建築物の完成イメージを具体的に視覚化できます。メリットとして、設計段階での理解が深まり、クライアントとのコミュニケーションがスムーズになります。また、マーケティング資料にも利用できます。ただし、作成には高性能なコンピュータと専門的な知識が必要です。
折りたたみスマホ最薄に?

上記の画像を見れば一目瞭然ですが、両機種とも信じられないほどの薄さを実現しています。
特にGalaxy Z Fold 7では、折りたたみスマートフォンにおいて最も重要なパーツのひとつであるヒンジが劇的にスリム化していて、前モデルの12.1mmよりも明らかに薄くなっていることがわかります。
高さ | 幅 | 厚さ | 重さ | |
---|---|---|---|---|
Galaxy Z Fold 7 |
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215 g |
Galaxy Z Fold 6 |
|
|
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239 g |
OPPO Find N5 |
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229 g |
Google Pixel 9 Pro Fold |
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|
257 g |
現時点で具体的な厚さは不明ですが、本体を開いた状態でわずか3.9mmになるといったリーク情報もあります。これは現時点で世界最薄の折りたたみスマホとされる「OPPO Find N5」の4.2mmをも下回ります。
ただし、OPPO Find N5は、USB-C端子を搭載できるギリギリの厚さとされており、それよりもさらに0.3mm薄型化できるというのは、にわかには信じがたいというのが正直なところです。

カバーディスプレイはさらに幅広で使いやすく
筆者が折りたたみスマートフォンを使っていて感じるのは、実際によく使うのは内側のメインディスプレイよりも、外側のカバーディスプレイだということです。
たとえ折りたたみ式であっても、タブレットではなくあくまでもスマートフォン。日常的な操作の多くは、やはりポケットから取り出してそのまま使えるカバーディスプレイが中心になります。
Samsungは長らく、超縦長のおまけのようなカバーディスプレイを採用してきましたが、昨年ようやくワイド化を果たしました。今年はついに、一般的なスマートフォンに近い縦横比のカバーディスプレイを搭載すると報じられています。
画面サイズも6.3インチから6.5インチに拡大され、それに伴いメインディスプレイも8.2インチに大型化。これは現時点で、折りたたみスマートフォンとしての最大の画面サイズとなります。
- Galaxy Z Fold 7
- カバーディスプレイ:6.5インチ
- メインディスプレイ:8.2インチ
- Galaxy Z Fold 6
- カバーディスプレイ:6.3インチ
- メインディスプレイ:7.6インチ
- OPPO Find N5
- カバーディスプレイ:6.62インチ
- メインディスプレイ:8.12インチ
- Google Pixel 9 Pro Fold
- カバーディスプレイ:6.3インチ
- メインディスプレイ:8インチ
Galaxy S25 Ultraよりも軽くなる?
折りたたみスマホの進化において課題となってきたのは「薄さ」と「重さ」の2点です。
薄さに関しては、世代を重ねるごとに徐々に改善され、昨年の時点で満足いくところまで来ています。
重さについても、282g→271g→263g→253g→239gと着実に軽量化されていますが、“重いスマホ”という印象が完全になくなるにはもう一歩といったところ。
今回のGalaxy Z Fold 7では、ついにGalaxy S25 Ultraの218gよりも軽い215gというリークも出ており、重量面での大きな壁を越える可能性があります。
あとは最大のネックである価格を抑えられるか。ここがクリアされれば、折りたたみスマートフォンを本格的に選択肢として検討する人が一気に増えることでしょう。
カラーバリエーションは、ブラックとブルーの2色が確認されています。
近年のSamsungは魅力的なカラーバリエーションを数多く展開しており、おそらく今回もSamsung公式ストアでは、全カラーが選べるようになるはず。一方で、国内キャリアモデルでは1色に限定される可能性があります。








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