1月31日から予約がスタートするSamsungの最新スマートフォンGalaxy S25シリーズがQi2.1に対応していることが正式に確認されました(1,2,3)
ワイヤレス充電の最新規格「Qi2」は、本体に搭載されたマグネットを活用することで、位置ズレを起こさず効率的にスマホを充電することができるほか、スマホリングやウォレットケースなど便利なマグネットアクセサリを利用できます。
発表当初は普及が期待されたものの、これまでにQi2に対応したAndroidスマートフォンはHMD Skylineのみでしたが、ついにグローバルで発売されているメインストリームの機種がQi2に対応しました。
ワイヤレス充電の出力は最大15Wのまま
Qi2には、MPPとEPPの2種類があり、便利なマグネット機能を利用するには前者のMPPをサポートする必要があります。Galaxy S25シリーズはQi2に対応しているものの、残念ながらMPPをサポートしていません。
ただし、Galaxy S25シリーズが対応するQi2.1は「Qi2 Ready」という最新の拡張規格に対応しています。
Qi2 Readyはマグネットを本体に内蔵しないスマートフォンでも、対応ケースを装着すればマグネット機能を追加することができます。こういったケースはこれまでにも発売されていましたが、規格として対応することで実際に購入して使ってみたら充電コイルの位置がズレている、、、といった心配がなくなります。
なお、Galaxy S25シリーズのワイヤレス充電の出力は従来のQiと同じ最大15WとWPCで案内されています。また日本で開催されたメディア向けの発表会でSamsungの説明員に確認したときも最大15Wであることを筆者が確認しています。
Qi2に対応してもワイヤレス充電の時間が劇的に短縮されるわけではありません。それでもQi2 Readyによるマグネット機能の追加によって、位置ズレを防止できることで充電時間がわずかに短縮されるほか、マグネットアクセサリによって利便性が向上します。
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